あまぐも通信 2025年6月第1週 vol.38

あまぐも通信 2025年6月第1週 vol.38

本日から、野菜ボックスの定期便の発送がスタートしました!

寒いうちから準備を始め、ゆっくりと育ち、収穫を迎えた瑞々しい野菜たちが顔を揃え、皆さんにお届けできるのが何よりも嬉しい瞬間です!

気温が上がってくる6月は、春の野菜が収穫を迎え、夏の野菜がぐんぐん成長を始める、ちょうど切り替わりの時期。農家としては、「端境期」といって、野菜が品薄にならないよう気を引き締める時期になってきます。ここ数年は春が暖かすぎて春野菜の収穫時期が早ってしまい、端境期に苦労することが多くなってきています。年月月日を追って移ろい変る自然に翻弄されながら生きるのも、農的暮らしの面白いところですが、皆さんへいつもベストな野菜をお届けできるよう、日々工夫と努力を重ねています。

今年は家の近くに新しく田んぼを借りることができ、近所の仲間たち5人と一緒にお米作りをできることになりました。

しかし!借りた田んぼは昨年秋にコンクリートの土手が老朽化で傾いた訳あり田。。水を張ろうものならたちまち全て漏れ出し、数時間でカラカラになってしまいました。。そこで、田んぼの中に土手を作り、なんとしてでも水を溜められるように手作業で工事を進めています。

田植えまで2週間を切るギリギリのスケジュールでの工事。本当は冬の間にやっておくべき仕事ですが、仕方ありません。湿った土は粘土質になっていて、土手造りには最適な状態。土を掘り上げては重ね、盛り上げていきます。全長50mの土手が、何とか完成しました!!

あとは水を入れながら、水漏れを修復して完成です。間に合うか…!?

 

先日は少し早めの青梅仕事をしました。

エコビレッジ・ぴたら村にて村民同士で集まり、ぴたらの敷地内にたわわに実る梅を間引きながら収穫。大人も子供も夢中になって(たまにさくらんぼに気を取られながら)たくさんの梅を収穫できました。

↓こちらはさくらんぼ。小ぶりな暖地さくらんぼです。甘い誘惑。。

収穫した青梅は、各々加工して楽しみました。

暑い日に嬉しい梅シロップ、薬効のあるお酒・梅酒、そして太古から受け継がれている妙薬、梅肉エキスです。

梅肉エキスは、青梅をすりおろして絞り、じっくりと煮詰めて濃縮した、「三毒を絶つ」と言われる梅の薬効を極限に引き出した民間薬です。梅と根気さえあれば誰にでも作れるほど、手順は簡単です。梅を洗ってすりおろし、

晒しに包んで絞ったら、土鍋に入れてひたすら煮詰める。以上です。

本来は天日にあてて濃縮するようですが、今回はしばらく雨模様だったので、ガスである程度煮詰め、最後の仕上げに天日に当てることにしました。500㏄の絞り汁がこのくらいまで。。 1回の使用量は耳かき半分くらいなので、長く使えると思います。これで今年も、健康的に働くことができます!

梅干しの仕込みは梅が熟してくる7月中旬ごろから始まります。

 

今週末7日はいよいよ馬耕体験会!!馬と一緒に水を張った田んぼを耕す仕事を体験します。

お申し込みは締め切りましたが、夜19:00よりぴたら村で懇親会を開きます。馬との暮らしを実践する講師のうまや七福のご家族とも交流できるので、ぜひご参加ください。

 

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