雨土人の思い
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太陽に見守られ、体を動かして田畑を耕し種をまき、潤いの雨を待つ。
風は汗ばんだ体を癒し、季節ごとの雲を運ぶ。
季節折々の手仕事は、家族や友人との時間を増やし、食卓を彩り、役目を終えたものは土に還り、また田畑の肥やしとなる。
農を土台にした手仕事の暮らしが、色々なものを繋ぎぐるぐるとまわり、命の輪、人の輪となり、どんどん彩り豊かな輪となる。
それはまるで永遠に舞いつづける踊り子の花笠のよう。
御縁のあるみなさんと踊る輪が、いつまでも美しく周り続けますように。
「食べる」を豊かに
食べるという行為をしない日がありますか?
人間はただ生きる以外にも山ほどやることがあって忙しい生き物。それでも、他のすべての動物と同じように、食べることで命を繋ぎ生きています。
動物として一番大事な「食べる」という行為。まずはこの部分だけ豊かにすることで、人生の豊かさのベースが格段に上がります。
高価な食品を買って食べるいうことではありません。
自分の好きな誰かが作った食べ物を食べる。
好きな人と一緒に食べる。
食べる時自分が何を感じているかじっくりと感じてみる。
食べる物で自分の心や体にどんな変化が現れているか観察してみる。
それだけでも食べるという行為を自分で豊かにしています。
毎日そんなことをしていると、自分の体の声がきちんと聞こえてくる。自分の体のことがもっと愛おしくなってくる。すると本当に自分が求めるものが見えてくる。
まずは「食べる」から豊かになってみませんか?