自然のまんまの野菜を食卓へ
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あまぐも通信 2024年7月第4週 vol.8
梅雨が明けて、夏本番!という雰囲気になってきました。日中はじりじりと暑く外で働くのがかなりしんどいので、日の出前に起きて朝早いうちに大方の仕事を済ませてしまいます。そうすると夕方にはへとへとになって、夜9時ごろには眠くて寝てしまいます。夏は睡眠時間が短くても体力がもつのが不思議です。 先日、ぴたら村にて、カリフォルニアに住む植物学者・ハーブ研究者のウィーバー佳奈さんを迎えての、タネのお話会が開かれました。私俊太郎も村民で自家採種を続けている者として、少しだけ皆さんにお話させていただく時間を設けてもらいました。ウィーバー佳奈さんのお話の中では、近代化で植物の種類が激減していることと、自分たちで様々なタネを守っていくことの大切さをお話ししていただきました。 タネの世界で何が起こっているのかというと、野菜の大量生産が主流となっている現代の食糧生産の流れの中、病気に強く形が揃い、成長速度も均一なことなどが重視され、それに当てはまらない種類の野菜は取捨選択され淘汰されてきました。その結果、例えばこれまで何百種類とあったダイコンは、数十種類にまで激減し、さらに一世代交配と呼ばれる人工交配技術で種が生産されている為、タネが繋がれることもなく、多様性が激減してしまいました。 現在大量生産されている野菜は、化学肥料や農薬の使用によって安定的に生産することができていますが、もしこれらの資材が手に入らなくなった時、どうなってしまうのでしょうか? 現在生き残っている数十種類のダイコンのうちどのくらいが、農薬や化学肥料無しに豊かな実りを継続的にもたらしてくれるかは、誰にもわかりません。このままタネの種類が減り続けて数種類にまで減ってしまえば、絶滅するリスクはさらに高まります。 現在では、「在来種」と呼ばれているタネがあります。地域ごとに長い間守られてきて、現代でも一部の熱心な人々によって脈々と受け継がれているタネが少なからず存在します。本来野菜のタネは、各家庭で自家採種されて受け継がれ、同じダイコンでも家庭の数だけ種類がありました。それだけの多様性があれば、今年は誰誰の家のダイコンは不作だったが誰それの家のダイコンは豊作だった。という風に、地域の中でリスク分散ができて、たくさんできたものをおすそ分けし合うことで地域全体として豊かな実りを享受することができていたのだと思います。 私が農家として、タネを自家採種する理由は色々ありますが、一つは、タネを自家採種することによって、自分が野菜を育てている環境に、野菜自身が馴染んでいくから。植物はその年に育った畑の地質や気候や私が施した肥料などの情報をタネに保存して、次の世代に受けついでいきます。何年もかかりますが、野菜が私の畑に適応して、野菜自身の力を発揮して伸び伸びと育ち始めるときが必ず来ると信じて、毎年自家採種を続けます。だから、野菜の手入れをしながら、育ちのいい、実のおいしい株を観察して選んでタネを頂き、次の年に連れていきます。 今回のお話会を機に、ぴたら村で「シードライブラリー」というタネの図書館が設けられることになりました。私自身も、自家採種する中でたくさん穫れたタネを、家庭菜園をしたり農家をしたりしている地域の仲間と分け合っていけることを楽しみにしています。 さて、今週の野菜セットの内容です。夏野菜が少しづつ揃ってきています。オールスター登場まで、あと少し! 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 新ジャガイモ 掘りたての新じゃが!黄金色の緻密な肉質が特徴の、ホッカイコガネという品種です。フライドポテトにすると、トロリとして香り豊か。煮崩れしないのでカレーやシチュー、おでんに加えれば深い旨味を楽しめます♪ インゲン 長年種を繋いでいる、越谷インゲンという品種です。大きめで収穫しても柔らかく、適度な歯ごたえとほのかな甘みがおいしい、昔ながらのインゲンです。色よくゆでて味噌やマヨネーズにディップすれば、インゲンの香りを楽しめます。天ぷらや炒め物も◎ ケール キャベツの先祖と言われ、青汁の原料にもなるケールは、ビタミンやミネラルがとても豊富なスーパーフード。キャベツと同様刻んでサラダ、炒め物、煮物など幅広くお使いいただけます。 コリンキー 目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪ きゅうり 少しづつ穫れ始めたきゅうり!夏の定番です。水分少なめのコリコリと歯ごたえのあるきゅうりです。丸のまま味噌をつけてかじるのが最高。刻んで塩もみして水を切ってからサラダに加えたり、酢味噌あえにしたり。 モロヘイヤ 栄養価が非常に高いネバネバ野菜で、暑さでばてた体に、高い疲労回復効果が♪茎から葉をとってさっと茹でてから刻むと、ネバネバが出てきます。納豆と和えたりトマトに絡ませて。スープに入れる場合は下茹では不要。とろとろとしたおいしいスープになります。 人参...
あまぐも通信 2024年7月第4週 vol.8
梅雨が明けて、夏本番!という雰囲気になってきました。日中はじりじりと暑く外で働くのがかなりしんどいので、日の出前に起きて朝早いうちに大方の仕事を済ませてしまいます。そうすると夕方にはへとへとになって、夜9時ごろには眠くて寝てしまいます。夏は睡眠時間が短くても体力がもつのが不思議です。 先日、ぴたら村にて、カリフォルニアに住む植物学者・ハーブ研究者のウィーバー佳奈さんを迎えての、タネのお話会が開かれました。私俊太郎も村民で自家採種を続けている者として、少しだけ皆さんにお話させていただく時間を設けてもらいました。ウィーバー佳奈さんのお話の中では、近代化で植物の種類が激減していることと、自分たちで様々なタネを守っていくことの大切さをお話ししていただきました。 タネの世界で何が起こっているのかというと、野菜の大量生産が主流となっている現代の食糧生産の流れの中、病気に強く形が揃い、成長速度も均一なことなどが重視され、それに当てはまらない種類の野菜は取捨選択され淘汰されてきました。その結果、例えばこれまで何百種類とあったダイコンは、数十種類にまで激減し、さらに一世代交配と呼ばれる人工交配技術で種が生産されている為、タネが繋がれることもなく、多様性が激減してしまいました。 現在大量生産されている野菜は、化学肥料や農薬の使用によって安定的に生産することができていますが、もしこれらの資材が手に入らなくなった時、どうなってしまうのでしょうか? 現在生き残っている数十種類のダイコンのうちどのくらいが、農薬や化学肥料無しに豊かな実りを継続的にもたらしてくれるかは、誰にもわかりません。このままタネの種類が減り続けて数種類にまで減ってしまえば、絶滅するリスクはさらに高まります。 現在では、「在来種」と呼ばれているタネがあります。地域ごとに長い間守られてきて、現代でも一部の熱心な人々によって脈々と受け継がれているタネが少なからず存在します。本来野菜のタネは、各家庭で自家採種されて受け継がれ、同じダイコンでも家庭の数だけ種類がありました。それだけの多様性があれば、今年は誰誰の家のダイコンは不作だったが誰それの家のダイコンは豊作だった。という風に、地域の中でリスク分散ができて、たくさんできたものをおすそ分けし合うことで地域全体として豊かな実りを享受することができていたのだと思います。 私が農家として、タネを自家採種する理由は色々ありますが、一つは、タネを自家採種することによって、自分が野菜を育てている環境に、野菜自身が馴染んでいくから。植物はその年に育った畑の地質や気候や私が施した肥料などの情報をタネに保存して、次の世代に受けついでいきます。何年もかかりますが、野菜が私の畑に適応して、野菜自身の力を発揮して伸び伸びと育ち始めるときが必ず来ると信じて、毎年自家採種を続けます。だから、野菜の手入れをしながら、育ちのいい、実のおいしい株を観察して選んでタネを頂き、次の年に連れていきます。 今回のお話会を機に、ぴたら村で「シードライブラリー」というタネの図書館が設けられることになりました。私自身も、自家採種する中でたくさん穫れたタネを、家庭菜園をしたり農家をしたりしている地域の仲間と分け合っていけることを楽しみにしています。 さて、今週の野菜セットの内容です。夏野菜が少しづつ揃ってきています。オールスター登場まで、あと少し! 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 新ジャガイモ 掘りたての新じゃが!黄金色の緻密な肉質が特徴の、ホッカイコガネという品種です。フライドポテトにすると、トロリとして香り豊か。煮崩れしないのでカレーやシチュー、おでんに加えれば深い旨味を楽しめます♪ インゲン 長年種を繋いでいる、越谷インゲンという品種です。大きめで収穫しても柔らかく、適度な歯ごたえとほのかな甘みがおいしい、昔ながらのインゲンです。色よくゆでて味噌やマヨネーズにディップすれば、インゲンの香りを楽しめます。天ぷらや炒め物も◎ ケール キャベツの先祖と言われ、青汁の原料にもなるケールは、ビタミンやミネラルがとても豊富なスーパーフード。キャベツと同様刻んでサラダ、炒め物、煮物など幅広くお使いいただけます。 コリンキー 目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪ きゅうり 少しづつ穫れ始めたきゅうり!夏の定番です。水分少なめのコリコリと歯ごたえのあるきゅうりです。丸のまま味噌をつけてかじるのが最高。刻んで塩もみして水を切ってからサラダに加えたり、酢味噌あえにしたり。 モロヘイヤ 栄養価が非常に高いネバネバ野菜で、暑さでばてた体に、高い疲労回復効果が♪茎から葉をとってさっと茹でてから刻むと、ネバネバが出てきます。納豆と和えたりトマトに絡ませて。スープに入れる場合は下茹では不要。とろとろとしたおいしいスープになります。 人参...
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あまぐも通信 2024年7月第3週 vol.7
先日、隣町の長野県富士見町に、蓮を見に行きました。美しい蓮は見るだけで心洗われるようで、毎年時期になると近所の蓮園に足を運びます。 恵みの雨が降り続いて、今年は梅雨らしい梅雨なように感じます。野菜たちもたくさんの水を吸って、カラカラになる厳しい真夏に備えているようです。雨が多くて畑仕事が進められないこの時期は、人も少しお休み。朝収穫したたくさんの野菜を出荷したり、穴が開いた野良着を繕ったり、忙しさで散らかってしまった身の回りを整えたり、事務的な仕事を進めたりと、夏本番に向けて身体を休めつつ、できることを進めていきます。雨の合間には、田んぼの草取りや、大工仕事、薪づくり、炭焼き、野菜の手入れをせっせとこなします。炭焼きの火でご飯を炊いたり野菜を蒸し焼きにしてお昼ご飯。 暮らしと密接に繋がっている農の営みの中にいると、自然界の様子を見ながら、感じながら、今すべき仕事を即座に選んでいく必要があり、とても頭を使います。頭も心も体も、日々鍛えられるようです。 さて、今週の野菜セットの内容です。夏野菜が少しづつ揃ってきています。オールスター登場まで、あと少し! 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 新ジャガイモ 掘りたての新じゃが!黄金色の緻密な肉質が特徴の、ホッカイコガネという品種です。フライドポテトにすると、トロリとして香り豊か。煮崩れしないのでカレーやシチュー、おでんに加えれば深い旨味を楽しめます♪ インゲン 長年種を繋いでいる、越谷インゲンという品種です。大きめで収穫しても柔らかく、適度な歯ごたえとほのかな甘みがおいしい、昔ながらのインゲンです。色よくゆでて味噌やマヨネーズにディップすれば、インゲンの香りを楽しめます。天ぷらや炒め物も◎ ケール キャベツの先祖と言われ、青汁の原料にもなるケールは、ビタミンやミネラルがとても豊富なスーパーフード。キャベツと同様刻んでサラダ、炒め物、煮物など幅広くお使いいただけます。 コリンキー 目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪ きゅうり 少しづつ穫れ始めたきゅうり!夏の定番です。水分少なめのコリコリと歯ごたえのあるきゅうりです。丸のまま味噌をつけてかじるのが最高。刻んで塩もみして水を切ってからサラダに加えたり、酢味噌あえにしたり。 ズッキーニ 深緑色の光沢が美しい、ブラックビューティ―という品種です。3年ほど自家採種を続けています。輪切りにしてソテー、薄切りにしてサラダ、塩もみするだけでも逸品に。すりおろしてパンケーキの生地にまぜて。 人参 今年はゆっくりと育っている人参。小さめですが、薫り高く甘みの詰まった人参ができました。コリコリと柔らかい人参は、火をじっくり通すことで甘みが増します。ソテーやロースト、衣をつけて人参カツも美味です。 ミニトマト 赤い固定種の「ステラ」ミニトマトと、黒みがかったピンク色のブラックチェリートマトの二種類が入ります。輸送の都合上、熟しきっていないトマトもありますので、熟すのを待ってお楽しみください。そのままほおばってよし、みそ汁に入れてよし、煮詰めてトマトソースもよし。 春菊...
あまぐも通信 2024年7月第3週 vol.7
先日、隣町の長野県富士見町に、蓮を見に行きました。美しい蓮は見るだけで心洗われるようで、毎年時期になると近所の蓮園に足を運びます。 恵みの雨が降り続いて、今年は梅雨らしい梅雨なように感じます。野菜たちもたくさんの水を吸って、カラカラになる厳しい真夏に備えているようです。雨が多くて畑仕事が進められないこの時期は、人も少しお休み。朝収穫したたくさんの野菜を出荷したり、穴が開いた野良着を繕ったり、忙しさで散らかってしまった身の回りを整えたり、事務的な仕事を進めたりと、夏本番に向けて身体を休めつつ、できることを進めていきます。雨の合間には、田んぼの草取りや、大工仕事、薪づくり、炭焼き、野菜の手入れをせっせとこなします。炭焼きの火でご飯を炊いたり野菜を蒸し焼きにしてお昼ご飯。 暮らしと密接に繋がっている農の営みの中にいると、自然界の様子を見ながら、感じながら、今すべき仕事を即座に選んでいく必要があり、とても頭を使います。頭も心も体も、日々鍛えられるようです。 さて、今週の野菜セットの内容です。夏野菜が少しづつ揃ってきています。オールスター登場まで、あと少し! 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 新ジャガイモ 掘りたての新じゃが!黄金色の緻密な肉質が特徴の、ホッカイコガネという品種です。フライドポテトにすると、トロリとして香り豊か。煮崩れしないのでカレーやシチュー、おでんに加えれば深い旨味を楽しめます♪ インゲン 長年種を繋いでいる、越谷インゲンという品種です。大きめで収穫しても柔らかく、適度な歯ごたえとほのかな甘みがおいしい、昔ながらのインゲンです。色よくゆでて味噌やマヨネーズにディップすれば、インゲンの香りを楽しめます。天ぷらや炒め物も◎ ケール キャベツの先祖と言われ、青汁の原料にもなるケールは、ビタミンやミネラルがとても豊富なスーパーフード。キャベツと同様刻んでサラダ、炒め物、煮物など幅広くお使いいただけます。 コリンキー 目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪ きゅうり 少しづつ穫れ始めたきゅうり!夏の定番です。水分少なめのコリコリと歯ごたえのあるきゅうりです。丸のまま味噌をつけてかじるのが最高。刻んで塩もみして水を切ってからサラダに加えたり、酢味噌あえにしたり。 ズッキーニ 深緑色の光沢が美しい、ブラックビューティ―という品種です。3年ほど自家採種を続けています。輪切りにしてソテー、薄切りにしてサラダ、塩もみするだけでも逸品に。すりおろしてパンケーキの生地にまぜて。 人参 今年はゆっくりと育っている人参。小さめですが、薫り高く甘みの詰まった人参ができました。コリコリと柔らかい人参は、火をじっくり通すことで甘みが増します。ソテーやロースト、衣をつけて人参カツも美味です。 ミニトマト 赤い固定種の「ステラ」ミニトマトと、黒みがかったピンク色のブラックチェリートマトの二種類が入ります。輸送の都合上、熟しきっていないトマトもありますので、熟すのを待ってお楽しみください。そのままほおばってよし、みそ汁に入れてよし、煮詰めてトマトソースもよし。 春菊...
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あまぐも通信 2024年7月第2週 vol.6
例年7月中は日中も爽やかな北杜ですが、今年は蒸し暑く、お陰で夏野菜がどんどん成長して次々と実を実らせています。ただ、いつもと同じなのは、朝晩涼しく扇風機や 冷房が要らない気候。有難いことです。 暑さのおかげで梅がどんどん熟して木から落ちてしまいましたが、先日梅干しの仕込みをしました。ぴたらファームではスタッフで梅の収穫から仕込みまでこなしていましたが、今年はぴたら村の木陰を借りて、近所の移住者のみんなで集まり、共同で仕込み。 収穫してきた梅を水に浸して、アクを抜いてから一粒一粒ヘタを取って塩に漬けます。このヘタ取りがとても大変な作業で、一人でやるとなかなか大変なのですが、みんなでおしゃべりしながら進めれば、あっという間に終わってしまいます。これが共同作業の良いところ。出来上がった梅干しはみんなで分け合います。 1日一粒であらゆる病や不調から体を守る、梅の木の恵みをいただく。 生では毒素のある梅を塩に漬けて無毒化することで、食べられるようにした先人たちの知恵は、とても尊いものだと思います。 それを守り伝えることはもちろん大事なことですが、もっと大事なことは、 自然の恵みを身近な人たちと分かち合うことで作り上げていく人と人との「つながり」を普段から作っておくこと。 農とか手仕事は、得意不得意がとてもはっきりと出るものです。例えば、チマチマ手を動かすのはニガテだけど梅の収穫が得意な人と、木登りはニガテだけどものすごいスピードと集中力で梅のヘタを取る人。でも、両者とも共通して、「梅干し」が必要。その両者が手を取り合って同じ樽で梅干しを作れば、たくさんの糧を生み出すことができるでしょう。そうしていると「お互い様」が生まれてきます。 人はそれぞれ役割を持って生まれてきている。その役割は、人と協働すると自ずから表に出てきます。老若男女誰もが自分の役割を発揮できるのが、農的暮らしのいいところだと思うので、手間暇かかる手仕事で、人と人とがつながる場を作っていきたいなと思っています。 さて、今週の野菜セットの内容です。初夏の野菜から、徐々に夏の野菜へと切り替わっていく時期です。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 新ジャガイモ 掘りたての新じゃが!黄金色の緻密な肉質が特徴の、ホッカイコガネという品種です。フライドポテトにすると、トロリとして香り豊か。煮崩れしないのでカレーやシチュー、おでんに加えれば深い旨味を楽しめます♪ 新玉ねぎ 新玉ねぎの今の時期は、小さめの玉でもしっかりおいしく楽しめます!皮を剥いたら丸ごと調理して、ジュワッとジューシーな食感をお楽しみください。煮物、ソテー、ローストにして。 ケール キャベツの先祖と言われ、青汁の原料にもなるケールは、ビタミンやミネラルがとても豊富なスーパーフード。キャベツと同様刻んでサラダ、炒め物、煮物など幅広くお使いいただけます。 コリンキー 目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪ きゅうり 少しづつ穫れ始めたきゅうり!夏の定番です。水分少なめのコリコリと歯ごたえのあるきゅうりです。丸のまま味噌をつけてかじるのが最高。刻んで塩もみして水を切ってからサラダに加えたり、酢味噌あえにしたり。 ...
あまぐも通信 2024年7月第2週 vol.6
例年7月中は日中も爽やかな北杜ですが、今年は蒸し暑く、お陰で夏野菜がどんどん成長して次々と実を実らせています。ただ、いつもと同じなのは、朝晩涼しく扇風機や 冷房が要らない気候。有難いことです。 暑さのおかげで梅がどんどん熟して木から落ちてしまいましたが、先日梅干しの仕込みをしました。ぴたらファームではスタッフで梅の収穫から仕込みまでこなしていましたが、今年はぴたら村の木陰を借りて、近所の移住者のみんなで集まり、共同で仕込み。 収穫してきた梅を水に浸して、アクを抜いてから一粒一粒ヘタを取って塩に漬けます。このヘタ取りがとても大変な作業で、一人でやるとなかなか大変なのですが、みんなでおしゃべりしながら進めれば、あっという間に終わってしまいます。これが共同作業の良いところ。出来上がった梅干しはみんなで分け合います。 1日一粒であらゆる病や不調から体を守る、梅の木の恵みをいただく。 生では毒素のある梅を塩に漬けて無毒化することで、食べられるようにした先人たちの知恵は、とても尊いものだと思います。 それを守り伝えることはもちろん大事なことですが、もっと大事なことは、 自然の恵みを身近な人たちと分かち合うことで作り上げていく人と人との「つながり」を普段から作っておくこと。 農とか手仕事は、得意不得意がとてもはっきりと出るものです。例えば、チマチマ手を動かすのはニガテだけど梅の収穫が得意な人と、木登りはニガテだけどものすごいスピードと集中力で梅のヘタを取る人。でも、両者とも共通して、「梅干し」が必要。その両者が手を取り合って同じ樽で梅干しを作れば、たくさんの糧を生み出すことができるでしょう。そうしていると「お互い様」が生まれてきます。 人はそれぞれ役割を持って生まれてきている。その役割は、人と協働すると自ずから表に出てきます。老若男女誰もが自分の役割を発揮できるのが、農的暮らしのいいところだと思うので、手間暇かかる手仕事で、人と人とがつながる場を作っていきたいなと思っています。 さて、今週の野菜セットの内容です。初夏の野菜から、徐々に夏の野菜へと切り替わっていく時期です。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 新ジャガイモ 掘りたての新じゃが!黄金色の緻密な肉質が特徴の、ホッカイコガネという品種です。フライドポテトにすると、トロリとして香り豊か。煮崩れしないのでカレーやシチュー、おでんに加えれば深い旨味を楽しめます♪ 新玉ねぎ 新玉ねぎの今の時期は、小さめの玉でもしっかりおいしく楽しめます!皮を剥いたら丸ごと調理して、ジュワッとジューシーな食感をお楽しみください。煮物、ソテー、ローストにして。 ケール キャベツの先祖と言われ、青汁の原料にもなるケールは、ビタミンやミネラルがとても豊富なスーパーフード。キャベツと同様刻んでサラダ、炒め物、煮物など幅広くお使いいただけます。 コリンキー 目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪ きゅうり 少しづつ穫れ始めたきゅうり!夏の定番です。水分少なめのコリコリと歯ごたえのあるきゅうりです。丸のまま味噌をつけてかじるのが最高。刻んで塩もみして水を切ってからサラダに加えたり、酢味噌あえにしたり。 ...
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あまぐも通信 2024年7月第1週 vol.5
7月に入り、本格的に梅雨の季節になりました。恵みの雨と晴れ間の暑さのおかげで、夏野菜がのびのび育っています。この時期、畑や田んぼ仕事はひとまずひと段落というところで、雨にお世話をお任せして、夏野菜の収穫ラッシュが来るまでの間、人は少しお休みしつつ、秋冬の準備を始めようかとぼちぼち動き始めます。 昨日は、同じ北杜市内に住み竹林整備をしている弟と一緒に、竹炭を焼きました。昔は山に頻繁に人が入っていて、薪を集めたり山菜やけものをとったりといった活用と整備をして山の環境を保っていましたが、山を利用しなくなった今、どんどん人が入りにくいような環境に変っていきつつあります。ものすごい繁殖力の竹も、その原因の一つ。竹は地下に根を伸ばして生息範囲を広げながら、約半年で20mほどの高さまで成長し、気持ちの良い天然木の森はあっという間に竹林に飲み込まれてしまいます。その結果、もともと生えていた樹木は元気を失って倒れていき、山の斜面が竹に覆いつくされると、地滑りや土砂崩れが起き、それは山だけでなく人の命にも関わる災害となります。 ただ、竹はとっても有用な植物なのです。 整備された竹林では春には立派なたけのこが穫れ、夏涼しく、台風や冬の強い風を遮断し、切り出した竹で道具を作ったり、かごを編んだりして生活に役立てることもできます。竹を焼いて作った竹炭も、土壌改良効果が非常に高く、農業にも大いに役立ちます。そう、竹林整備は生活と組み合わさることで、とっても意味のある活動になるんです。 写真の炭化器ともう1台大きな炭化器の2台体制で、竹を焼き始めて3時間ほどで、軽トラック一杯分以上の量の竹炭ができました。燃やすときの火で、青竹炊きご飯や焼きじゃがいもを作ってお昼ご飯に。 最後は水をかけて鎮火。この美しい黒を目にすると、なんだかとっても嬉しくなるのが不思議です。 今度は竹炭焼きに興味のある人をお誘いして、楽しくわいわいやっていこうと思っています! さて、今週の野菜セットの内容です。初夏の野菜から、徐々に夏の野菜へと切り替わっていく時期です。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 新ジャガイモ 掘りたての新じゃが!黄金色の緻密な肉質が特徴の、ホッカイコガネという品種です。フライドポテトにすると、トロリとして香り豊か。煮崩れしないのでカレーやシチュー、おでんに加えれば深い旨味を楽しめます♪ 新玉ねぎ 新玉ねぎの今の時期は、小さめの玉でもしっかりおいしく楽しめます!皮を剥いたら丸ごと調理して、ジュワッとジューシーな食感をお楽しみください。煮物、ソテー、ローストにして。 ケール キャベツの先祖と言われ、青汁の原料にもなるケールは、ビタミンやミネラルがとても豊富なスーパーフード。キャベツと同様刻んでサラダ、炒め物、煮物など幅広くお使いいただけます。 みさきキャベツ たけのこ型のとんがりキャベツ。春のキャベツはすこしふんわりとして柔らかく、甘みがあります。油で炒めたり蒸したりして火を通せば、甘みが引き立ち大変美味。脇役の千切りキャベツもメインと肩を並べる美味しさです。 きゅうり 少しづつ穫れ始めたきゅうり!夏の定番です。水分少なめのコリコリと歯ごたえのあるきゅうりです。丸のまま味噌をつけてかじるのが最高。刻んで塩もみして水を切ってからサラダに加えたり、酢味噌あえにしたり。 ...
あまぐも通信 2024年7月第1週 vol.5
7月に入り、本格的に梅雨の季節になりました。恵みの雨と晴れ間の暑さのおかげで、夏野菜がのびのび育っています。この時期、畑や田んぼ仕事はひとまずひと段落というところで、雨にお世話をお任せして、夏野菜の収穫ラッシュが来るまでの間、人は少しお休みしつつ、秋冬の準備を始めようかとぼちぼち動き始めます。 昨日は、同じ北杜市内に住み竹林整備をしている弟と一緒に、竹炭を焼きました。昔は山に頻繁に人が入っていて、薪を集めたり山菜やけものをとったりといった活用と整備をして山の環境を保っていましたが、山を利用しなくなった今、どんどん人が入りにくいような環境に変っていきつつあります。ものすごい繁殖力の竹も、その原因の一つ。竹は地下に根を伸ばして生息範囲を広げながら、約半年で20mほどの高さまで成長し、気持ちの良い天然木の森はあっという間に竹林に飲み込まれてしまいます。その結果、もともと生えていた樹木は元気を失って倒れていき、山の斜面が竹に覆いつくされると、地滑りや土砂崩れが起き、それは山だけでなく人の命にも関わる災害となります。 ただ、竹はとっても有用な植物なのです。 整備された竹林では春には立派なたけのこが穫れ、夏涼しく、台風や冬の強い風を遮断し、切り出した竹で道具を作ったり、かごを編んだりして生活に役立てることもできます。竹を焼いて作った竹炭も、土壌改良効果が非常に高く、農業にも大いに役立ちます。そう、竹林整備は生活と組み合わさることで、とっても意味のある活動になるんです。 写真の炭化器ともう1台大きな炭化器の2台体制で、竹を焼き始めて3時間ほどで、軽トラック一杯分以上の量の竹炭ができました。燃やすときの火で、青竹炊きご飯や焼きじゃがいもを作ってお昼ご飯に。 最後は水をかけて鎮火。この美しい黒を目にすると、なんだかとっても嬉しくなるのが不思議です。 今度は竹炭焼きに興味のある人をお誘いして、楽しくわいわいやっていこうと思っています! さて、今週の野菜セットの内容です。初夏の野菜から、徐々に夏の野菜へと切り替わっていく時期です。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 新ジャガイモ 掘りたての新じゃが!黄金色の緻密な肉質が特徴の、ホッカイコガネという品種です。フライドポテトにすると、トロリとして香り豊か。煮崩れしないのでカレーやシチュー、おでんに加えれば深い旨味を楽しめます♪ 新玉ねぎ 新玉ねぎの今の時期は、小さめの玉でもしっかりおいしく楽しめます!皮を剥いたら丸ごと調理して、ジュワッとジューシーな食感をお楽しみください。煮物、ソテー、ローストにして。 ケール キャベツの先祖と言われ、青汁の原料にもなるケールは、ビタミンやミネラルがとても豊富なスーパーフード。キャベツと同様刻んでサラダ、炒め物、煮物など幅広くお使いいただけます。 みさきキャベツ たけのこ型のとんがりキャベツ。春のキャベツはすこしふんわりとして柔らかく、甘みがあります。油で炒めたり蒸したりして火を通せば、甘みが引き立ち大変美味。脇役の千切りキャベツもメインと肩を並べる美味しさです。 きゅうり 少しづつ穫れ始めたきゅうり!夏の定番です。水分少なめのコリコリと歯ごたえのあるきゅうりです。丸のまま味噌をつけてかじるのが最高。刻んで塩もみして水を切ってからサラダに加えたり、酢味噌あえにしたり。 ...