お知らせ

あまぐも通信 2024年10月第3週 vol.19

あまぐも通信 2024年10月第3週 vol.19

あっという間に10月も後半となりました。徐々に日中の気温も下がってきましたが、まだまだ暖かい日が続きますね。寒暖差による体調の変化に気をつけたい時期です。 気温が下がってくるとようやく冬支度をする気になってきて、屋根に上って薪ストーブの煙突掃除をしたり、里芋の保存用の大穴を掘ったりし始めています。写真は幅1m長さ2m深さ1mの穴です。 まだあたたかいうちに、ナスの種取りをしました。 実がついてから2か月くらい、木に成らせたままにしておいた青ナスは、ゆっくりと大きくなり、やがて黄色く熟してきました。 2ヶ月くらいが経って十分熟したら、収穫し、程よく暖かい室内に置いて1週間くらい追熟します。 追熟するとさらに黄色みが増し、実の栄養が種に流転していきます。 1週間くらい経って完熟したら、いよいよ種を取り出す時です。 まず、種を取り出す前に、実を揉みます。 ナスの果肉はキメが細かく、果肉と種がほぐれにくいため、中の果肉を潰す感覚で優しく揉みます。 よく揉んで柔らかくなったら、実を半分に割ります。 次に、流水に当てながら果肉をほぐし、種を洗い出します。下にボールを置いて種を受けましょう。 種が底に沈み、果肉が水面に浮きます。種が流れないようそーっと水と果肉を流します。 種がきれいになったら、玉ねぎネットに入れて乾かします。最初の2時間ほど天日に当てて急速に乾かし、その後日陰の乾燥した場所で乾かします。 1週間ほど経って完全に乾いたら、ジップ付きの袋や瓶など、密閉できる容器に入れ、できれば乾燥材も一緒に入れて、温度変化の少ない場所で保管します。冷蔵庫や押入れなどがいいでしょう。 毎年種を採ることで、植物がその年に蓄えた情報を、次の年に繋ぐことができます。その年の気候や土の環境、水分や肥料などのデータが小さな種に詰め込まれ、翌年育つ植物はそのデータに合った身体を作っていこうとします。 そうして年々、野菜は畑の環境やその人の農法に適応していきます。農薬や化学肥料を使わない野菜作りにおいて、自家採種はとても大切なプロセスになります。 毎年種を繋ぎ、人と植物が二人三脚で共に成長していくことで、畑には独特の環境が形成されていくことでしょう。 現在美味しい野菜が食べられるのは、先人たちが種を繋いできてくれたお陰です。 その種が絶えれば、未来に生きる子孫は豊かな食文化を享受できなくなってしまいますね。 戦前まで各家庭で作られていた多くの在来品種の野菜が消えてしまったという話はよく耳にします。 種をつなぐことは、未来にいのちをつなぐこと。人と植物が長い年月をかけて積み上げてきた関係を、未来につなげていきましょう。   さて、今週の野菜セットの内容です。夏野菜はいよいよ終わりを迎え始め、秋冬の野菜が揃い始めました。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 ゴーヤ 涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!タネがカリッと香ばしく、ナッツのような香りが楽しめます。 春菊 今年は異常な暑い日照りが続きなかなか成長できない春菊ですが、いつもどおり柔らかくて苦みが無く、サラダで食べられるおいしい春菊に仕上がっています♪生のままで是非お召し上がりください。おみそ汁や、さっと茹でて白和えや胡麻和えも乙ですね。  ...

あまぐも通信 2024年10月第3週 vol.19

あっという間に10月も後半となりました。徐々に日中の気温も下がってきましたが、まだまだ暖かい日が続きますね。寒暖差による体調の変化に気をつけたい時期です。 気温が下がってくるとようやく冬支度をする気になってきて、屋根に上って薪ストーブの煙突掃除をしたり、里芋の保存用の大穴を掘ったりし始めています。写真は幅1m長さ2m深さ1mの穴です。 まだあたたかいうちに、ナスの種取りをしました。 実がついてから2か月くらい、木に成らせたままにしておいた青ナスは、ゆっくりと大きくなり、やがて黄色く熟してきました。 2ヶ月くらいが経って十分熟したら、収穫し、程よく暖かい室内に置いて1週間くらい追熟します。 追熟するとさらに黄色みが増し、実の栄養が種に流転していきます。 1週間くらい経って完熟したら、いよいよ種を取り出す時です。 まず、種を取り出す前に、実を揉みます。 ナスの果肉はキメが細かく、果肉と種がほぐれにくいため、中の果肉を潰す感覚で優しく揉みます。 よく揉んで柔らかくなったら、実を半分に割ります。 次に、流水に当てながら果肉をほぐし、種を洗い出します。下にボールを置いて種を受けましょう。 種が底に沈み、果肉が水面に浮きます。種が流れないようそーっと水と果肉を流します。 種がきれいになったら、玉ねぎネットに入れて乾かします。最初の2時間ほど天日に当てて急速に乾かし、その後日陰の乾燥した場所で乾かします。 1週間ほど経って完全に乾いたら、ジップ付きの袋や瓶など、密閉できる容器に入れ、できれば乾燥材も一緒に入れて、温度変化の少ない場所で保管します。冷蔵庫や押入れなどがいいでしょう。 毎年種を採ることで、植物がその年に蓄えた情報を、次の年に繋ぐことができます。その年の気候や土の環境、水分や肥料などのデータが小さな種に詰め込まれ、翌年育つ植物はそのデータに合った身体を作っていこうとします。 そうして年々、野菜は畑の環境やその人の農法に適応していきます。農薬や化学肥料を使わない野菜作りにおいて、自家採種はとても大切なプロセスになります。 毎年種を繋ぎ、人と植物が二人三脚で共に成長していくことで、畑には独特の環境が形成されていくことでしょう。 現在美味しい野菜が食べられるのは、先人たちが種を繋いできてくれたお陰です。 その種が絶えれば、未来に生きる子孫は豊かな食文化を享受できなくなってしまいますね。 戦前まで各家庭で作られていた多くの在来品種の野菜が消えてしまったという話はよく耳にします。 種をつなぐことは、未来にいのちをつなぐこと。人と植物が長い年月をかけて積み上げてきた関係を、未来につなげていきましょう。   さて、今週の野菜セットの内容です。夏野菜はいよいよ終わりを迎え始め、秋冬の野菜が揃い始めました。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 ゴーヤ 涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!タネがカリッと香ばしく、ナッツのような香りが楽しめます。 春菊 今年は異常な暑い日照りが続きなかなか成長できない春菊ですが、いつもどおり柔らかくて苦みが無く、サラダで食べられるおいしい春菊に仕上がっています♪生のままで是非お召し上がりください。おみそ汁や、さっと茹でて白和えや胡麻和えも乙ですね。  ...

あまぐも通信 2024年10月第2週 vol.18

あまぐも通信 2024年10月第2週 vol.18

時報のサイレンが18時から17時に変わり、金木犀が香り始めると、秋だなあ、という感じがします。柿が熟し、栗が落ち、アケビが開いて、自然の恵が溢れてきました。 10月、北杜市では下旬頃に霜が降り、夏野菜が一斉に穫れなくなります。根菜類も収穫し、冬に備えて凍らぬよう貯蔵をする時期でもあります。 いつもなら寒くなってきて、秋のうちにサトイモやさつまいもを掘らねば!とソワソワするのですが、今年は10月になっても暑い日が続くせいで、なんだか気持ちがのんびりしてしまっています。。とは言え必ず冬はくるはず。焦らねば!と自分に言い聞かせるしかありませんね。 秋の野菜たちは、なかなか大きくなりません。暑すぎるから成長できないのか、寒くならないからのんびりしているのか。。どちらとも捉えられますね。人間と同じで、のんびりしているのかなあ。   さて、今週の野菜セットの内容です。夏野菜はいよいよ終わりを迎え始め、秋冬の野菜が揃い始めました。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 ゴーヤ 涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!タネがカリッと香ばしく、ナッツのような香りが楽しめます。 春菊 今年は異常な暑い日照りが続きなかなか成長できない春菊ですが、いつもどおり柔らかくて苦みが無く、サラダで食べられるおいしい春菊に仕上がっています♪生のままで是非お召し上がりください。おみそ汁や、さっと茹でて白和えや胡麻和えも乙ですね。   なす 「秋ナスは嫁に食わすな」と昔から言われていますが、是非みなさんに味わっていただきたい、味が乗ったナスです。 現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種。個人的には焼きナスが圧倒的においしいと感じています。丸ごとヘタもつけたままグリルでしんなりするまで焼き、冷水にさらして皮を取ります。実の部分の水を切って、薬味と鰹節とポン酢をすれば、甘みと香りのある焼きナスを楽しめます。 緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!   レタス 今年は異常な暑さが続き、収穫前にとう立ちをする(春に花芽が出てくる生理現象)という前代未聞の事態がおきています。とう立ちをぎりぎり免れたレタスをお届けしていますが、すこーし葉が固めで、ほのかな苦みを感じます。 サンチュは韓国では焼肉を巻いて食べるのが定番。歯ごたえがあり柔らかく、形も平たくてちょうどいいのです。もちろんちぎってサラダにしてもよし、汁の実や、炒め物など、火を通してもおいしくいただけます。 サニーレタスはフリルの葉と美しい赤の差し色がお料理のアクセントに。   十六ササゲ ながーいインゲンのような野菜はササゲという、マメ科の野菜です。柔らかくてスジが無いので、インゲンと同じように使えます。ササゲ特有の風味があり、茹でてから切り分けて和え物、お浸し、炒め物、煮物、天ぷらなどでおいしくいただけます♪ ベビーリーフ 順調に育っている葉物野菜の中から、順次間引き収穫をしたものをお届けいたします。まだ若々しい葉は柔らかく、味が凝縮して大変美味です。是非サラダにしてお楽しみください。 今回は大根の間引き菜です。赤い根の小田切赤首大根と、白い根の宮重大根の間引き菜です。柔らかい葉は生で食べればほのかな辛みと苦みが。サラダに混ぜたりお料理の青みとして。塩もみにしてさっぱりと。ニンニクと塩で炒めればご飯が進みます。お味噌汁もいいですね。   かぼちゃ...

あまぐも通信 2024年10月第2週 vol.18

時報のサイレンが18時から17時に変わり、金木犀が香り始めると、秋だなあ、という感じがします。柿が熟し、栗が落ち、アケビが開いて、自然の恵が溢れてきました。 10月、北杜市では下旬頃に霜が降り、夏野菜が一斉に穫れなくなります。根菜類も収穫し、冬に備えて凍らぬよう貯蔵をする時期でもあります。 いつもなら寒くなってきて、秋のうちにサトイモやさつまいもを掘らねば!とソワソワするのですが、今年は10月になっても暑い日が続くせいで、なんだか気持ちがのんびりしてしまっています。。とは言え必ず冬はくるはず。焦らねば!と自分に言い聞かせるしかありませんね。 秋の野菜たちは、なかなか大きくなりません。暑すぎるから成長できないのか、寒くならないからのんびりしているのか。。どちらとも捉えられますね。人間と同じで、のんびりしているのかなあ。   さて、今週の野菜セットの内容です。夏野菜はいよいよ終わりを迎え始め、秋冬の野菜が揃い始めました。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 ゴーヤ 涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!タネがカリッと香ばしく、ナッツのような香りが楽しめます。 春菊 今年は異常な暑い日照りが続きなかなか成長できない春菊ですが、いつもどおり柔らかくて苦みが無く、サラダで食べられるおいしい春菊に仕上がっています♪生のままで是非お召し上がりください。おみそ汁や、さっと茹でて白和えや胡麻和えも乙ですね。   なす 「秋ナスは嫁に食わすな」と昔から言われていますが、是非みなさんに味わっていただきたい、味が乗ったナスです。 現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種。個人的には焼きナスが圧倒的においしいと感じています。丸ごとヘタもつけたままグリルでしんなりするまで焼き、冷水にさらして皮を取ります。実の部分の水を切って、薬味と鰹節とポン酢をすれば、甘みと香りのある焼きナスを楽しめます。 緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!   レタス 今年は異常な暑さが続き、収穫前にとう立ちをする(春に花芽が出てくる生理現象)という前代未聞の事態がおきています。とう立ちをぎりぎり免れたレタスをお届けしていますが、すこーし葉が固めで、ほのかな苦みを感じます。 サンチュは韓国では焼肉を巻いて食べるのが定番。歯ごたえがあり柔らかく、形も平たくてちょうどいいのです。もちろんちぎってサラダにしてもよし、汁の実や、炒め物など、火を通してもおいしくいただけます。 サニーレタスはフリルの葉と美しい赤の差し色がお料理のアクセントに。   十六ササゲ ながーいインゲンのような野菜はササゲという、マメ科の野菜です。柔らかくてスジが無いので、インゲンと同じように使えます。ササゲ特有の風味があり、茹でてから切り分けて和え物、お浸し、炒め物、煮物、天ぷらなどでおいしくいただけます♪ ベビーリーフ 順調に育っている葉物野菜の中から、順次間引き収穫をしたものをお届けいたします。まだ若々しい葉は柔らかく、味が凝縮して大変美味です。是非サラダにしてお楽しみください。 今回は大根の間引き菜です。赤い根の小田切赤首大根と、白い根の宮重大根の間引き菜です。柔らかい葉は生で食べればほのかな辛みと苦みが。サラダに混ぜたりお料理の青みとして。塩もみにしてさっぱりと。ニンニクと塩で炒めればご飯が進みます。お味噌汁もいいですね。   かぼちゃ...

あまぐも通信 2024年10月第1週 vol.17

あまぐも通信 2024年10月第1週 vol.17

9月15日に、野衣禾が2歳になりました。 誕生日会のテーマは最近大好きなトトロ。おとうちゃんおかあちゃん、頑張って準備しました。友人やおじいちゃんおばあちゃんもたくさん集まってくれ、賑やかな誕生日会でした。家で穫れたビーツを使ったケーキを、お菓子作りが得意な友人にお願いして、とっても素敵なケーキを作ってもらいました。 1歳から2歳までのこの1年間は、あっという間かと思いきや、とても濃密で長~い1年間に感じました。 新しいことができるようになったり、新しい言葉を覚えたり、会話ができたり、一緒に遊べる遊びが増えたり、一人遊びをしている娘をぼーっと見ているのがとても楽しかったり、、とにかく毎日が新しい発見と刺激に満ちているせいで、1日が長く感じるのでしょう。 農家をしていると、家の周りにいる時間がとても長く、家族と過ごす時間もとても多いように思います。2時間おきにくらいに家に戻って休憩するので。まだ保育園には入れておらず、おかあちゃんが中心になって面倒を見ています。近所の人たちもとてもよくしてくれるので、助かっています。お母ちゃんが育児に手を取られている分、お父ちゃんは普段の畑仕事と営業と会計と経営とetc.etc.etc.、、、に加えて、掃除、洗濯、料理、掃除、環境整備などの家周りのフィジカルな仕事を全てこなしています。職人の修行のようですね。笑 できるだけお母ちゃんにゆとりをもって子供と向き合ってもらえるよう、最大限のサポートです。 最近はお父ちゃんと一緒にお風呂に入るのが好きで、お風呂タイムは楽しみの一つ。 そしてこの時期、ニンニクの植え付けが近づいてきました。ニンニクのタネの準備に取り掛かり始め、いつもタマネギの皮を剥くのが好きな野衣禾に、「いっしょにむいてみる?」と渡してみると、、ものすごい集中力でニンニクの玉から一片づつ外して、しかも籠に入れていってくれるではありませんか。。 お父ちゃんは、ニンニクの皮を剥いて、鱗片を少しだけほぐした状態にまでして野衣禾に渡していきます。 これ、実はあまり効率的とは言えませんが、効率よりも優先したかったことがありました。それは、子供と一緒に共同作業をすること。いっぺんに自分で鱗片を外してしまえばいいのですが、あえて途中まで、2歳の子でも楽しくお手伝いできるようにしてあげることで、なんと約40分間もの間、親子二人で一緒に作業することができたのです。 お手伝いも、子どもにとっては遊びの一環。大人は仕事の中に、子どもも入ってこられる「よはく」をつくる。年配の方も入ってこられる「よはく」をつくる。そのためには「遊ぶように働く」。いや、正しくは「遊び心を持って働く」でしょうか。これが肝な気がします。すこし遠回りかもしれませんが、長い目で見れば、多世代が一緒に働くことができて、生きるための知恵を伝授でききる。多世代がそれぞれの役割をしっかりともって過ごせることで豊かな時間が生まれる。そんな気づきがあった出来事でした。 今度、ニンニクの植え付けも一緒にできたらいいな! なんて、欲張りすぎかもしれませんね。   さて、今週の野菜セットの内容です。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 ゴーヤ 涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!タネがカリッと香ばしく、ナッツのような香りが楽しめます。 春菊 今年は異常な暑い日照りが続きなかなか成長できない春菊ですが、いつもどおり柔らかくて苦みが無く、サラダで食べられるおいしい春菊に仕上がっています♪生のままで是非お召し上がりください。おみそ汁や、さっと茹でて白和えや胡麻和えも乙ですね。   なす 「秋ナスは嫁に食わすな」と昔から言われていますが、是非みなさんに味わっていただきたい、味が乗ったナスです。 現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種。個人的には焼きナスが圧倒的においしいと感じています。丸ごとヘタもつけたままグリルでしんなりするまで焼き、冷水にさらして皮を取ります。実の部分の水を切って、薬味と鰹節とポン酢をすれば、甘みと香りのある焼きナスを楽しめます。 緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!   サニーレタス 今年は異常な暑さが続き、収穫前にとう立ちをする(春に花芽が出てくる生理現象)という前代未聞の事態がおきています。とう立ちをぎりぎり免れたレタスをお届けしていますが、すこーし葉が固めで、ほのかな苦みを感じます。 サニーレタスは美しい緋色とライトグリーンのコントラストが特徴で、フリルの葉もかわいいですね。生でサラダの他、油で炒めたり、スープでもおいしくいただけます。  ...

あまぐも通信 2024年10月第1週 vol.17

9月15日に、野衣禾が2歳になりました。 誕生日会のテーマは最近大好きなトトロ。おとうちゃんおかあちゃん、頑張って準備しました。友人やおじいちゃんおばあちゃんもたくさん集まってくれ、賑やかな誕生日会でした。家で穫れたビーツを使ったケーキを、お菓子作りが得意な友人にお願いして、とっても素敵なケーキを作ってもらいました。 1歳から2歳までのこの1年間は、あっという間かと思いきや、とても濃密で長~い1年間に感じました。 新しいことができるようになったり、新しい言葉を覚えたり、会話ができたり、一緒に遊べる遊びが増えたり、一人遊びをしている娘をぼーっと見ているのがとても楽しかったり、、とにかく毎日が新しい発見と刺激に満ちているせいで、1日が長く感じるのでしょう。 農家をしていると、家の周りにいる時間がとても長く、家族と過ごす時間もとても多いように思います。2時間おきにくらいに家に戻って休憩するので。まだ保育園には入れておらず、おかあちゃんが中心になって面倒を見ています。近所の人たちもとてもよくしてくれるので、助かっています。お母ちゃんが育児に手を取られている分、お父ちゃんは普段の畑仕事と営業と会計と経営とetc.etc.etc.、、、に加えて、掃除、洗濯、料理、掃除、環境整備などの家周りのフィジカルな仕事を全てこなしています。職人の修行のようですね。笑 できるだけお母ちゃんにゆとりをもって子供と向き合ってもらえるよう、最大限のサポートです。 最近はお父ちゃんと一緒にお風呂に入るのが好きで、お風呂タイムは楽しみの一つ。 そしてこの時期、ニンニクの植え付けが近づいてきました。ニンニクのタネの準備に取り掛かり始め、いつもタマネギの皮を剥くのが好きな野衣禾に、「いっしょにむいてみる?」と渡してみると、、ものすごい集中力でニンニクの玉から一片づつ外して、しかも籠に入れていってくれるではありませんか。。 お父ちゃんは、ニンニクの皮を剥いて、鱗片を少しだけほぐした状態にまでして野衣禾に渡していきます。 これ、実はあまり効率的とは言えませんが、効率よりも優先したかったことがありました。それは、子供と一緒に共同作業をすること。いっぺんに自分で鱗片を外してしまえばいいのですが、あえて途中まで、2歳の子でも楽しくお手伝いできるようにしてあげることで、なんと約40分間もの間、親子二人で一緒に作業することができたのです。 お手伝いも、子どもにとっては遊びの一環。大人は仕事の中に、子どもも入ってこられる「よはく」をつくる。年配の方も入ってこられる「よはく」をつくる。そのためには「遊ぶように働く」。いや、正しくは「遊び心を持って働く」でしょうか。これが肝な気がします。すこし遠回りかもしれませんが、長い目で見れば、多世代が一緒に働くことができて、生きるための知恵を伝授でききる。多世代がそれぞれの役割をしっかりともって過ごせることで豊かな時間が生まれる。そんな気づきがあった出来事でした。 今度、ニンニクの植え付けも一緒にできたらいいな! なんて、欲張りすぎかもしれませんね。   さて、今週の野菜セットの内容です。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 ゴーヤ 涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!タネがカリッと香ばしく、ナッツのような香りが楽しめます。 春菊 今年は異常な暑い日照りが続きなかなか成長できない春菊ですが、いつもどおり柔らかくて苦みが無く、サラダで食べられるおいしい春菊に仕上がっています♪生のままで是非お召し上がりください。おみそ汁や、さっと茹でて白和えや胡麻和えも乙ですね。   なす 「秋ナスは嫁に食わすな」と昔から言われていますが、是非みなさんに味わっていただきたい、味が乗ったナスです。 現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種。個人的には焼きナスが圧倒的においしいと感じています。丸ごとヘタもつけたままグリルでしんなりするまで焼き、冷水にさらして皮を取ります。実の部分の水を切って、薬味と鰹節とポン酢をすれば、甘みと香りのある焼きナスを楽しめます。 緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!   サニーレタス 今年は異常な暑さが続き、収穫前にとう立ちをする(春に花芽が出てくる生理現象)という前代未聞の事態がおきています。とう立ちをぎりぎり免れたレタスをお届けしていますが、すこーし葉が固めで、ほのかな苦みを感じます。 サニーレタスは美しい緋色とライトグリーンのコントラストが特徴で、フリルの葉もかわいいですね。生でサラダの他、油で炒めたり、スープでもおいしくいただけます。  ...

あまぐも通信 2024年9月第4週 vol.16

あまぐも通信 2024年9月第4週 vol.16

  秋分を過ぎて、朝晩が冷え込むようになってきました。朝方は少し寒いと感じるくらいなので、薄い羽毛布団を出して、ここ数日は薄いセーターを着て寝ています。ただ、昼間の暑さは尋常ではありません。。 農家をしていると、天気や気温の事ばかり気になって、仲間ともその話題でもちきりです。特に今年は、9月中もいつまでも暑い日が続くので秋の野菜づくりがとても難しくなっています。暑すぎる中でタネを蒔くと発芽しなかったり、発芽しても虫に平らげられてしまったり。。かといって涼しくなるのを待って遅くタネを蒔けば十分成長する前に極寒の冬が来てしまいます。今までにない気候に皆戸惑っており、今年は農家同士、お互いに助け合いが必要になりそうです。 10月ごろまで残暑が続くという噂もありますが、気温の変化も激しくなりそうなので、皆さま体調には十分気をつけてお過ごしください。 さて、今週の野菜セットの内容です。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 ゴーヤ 涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!タネがカリッと香ばしく、ナッツのような香りが楽しめます。 インゲン 長年種を繋いでいる、越谷インゲンという品種です。大きめで収穫しても柔らかく、適度な歯ごたえとほのかな甘みがおいしい、昔ながらのインゲンです。色よくゆでて味噌やマヨネーズにディップすれば、インゲンの香りを楽しめます。天ぷらや炒め物も◎   なす 「秋ナスは嫁に食わすな」と昔から言われていますが、是非みなさんに味わっていただきたい、味が乗ったナスです。 現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種。油との相性が非常によく、定番の揚げ物やみそ炒めが美味。皮が柔らかいので生食も!ほのかな甘みがあり塩もみして浅漬けにするとコリコリとおいしいお漬物になります♪ 緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!   コリンキー 目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪   十六ササゲ ながーいインゲンのような野菜はササゲという、マメ科の野菜です。柔らかくてスジが無いので、インゲンと同じように使えます。ササゲ特有の風味があり、茹でてから切り分けて和え物、お浸し、炒め物、煮物、天ぷらなどでおいしくいただけます♪ ベビーリーフ 順調に育っている葉物野菜の中から、順次間引き収穫をしたものをお届けいたします。まだ若々しい葉は柔らかく、味が凝縮して大変美味です。是非サラダにしてお楽しみください。 今回は山東菜という結球しないタイプの白菜と、ベビーレタスの2種です。   じゃがいも ※表面に虫食いがあり、その部分が黒くなってしまっていますので、取り除いてお召し上がりください。虫食いがある分増量してお届けしております。ご了承ください。 十勝コガネという品種で、じゃがいも界の中では万能・堅実という印象。煮ても焼いても上げてもとても美味しく、貯蔵性が高いので重宝しています。丸ごと茹でてからじゃがいもに割れ目ができる程度に軽く潰し、オイルやバターをかけて焦げ目がつく程度にローストする料理が好きです。 ラディッシュ...

あまぐも通信 2024年9月第4週 vol.16

  秋分を過ぎて、朝晩が冷え込むようになってきました。朝方は少し寒いと感じるくらいなので、薄い羽毛布団を出して、ここ数日は薄いセーターを着て寝ています。ただ、昼間の暑さは尋常ではありません。。 農家をしていると、天気や気温の事ばかり気になって、仲間ともその話題でもちきりです。特に今年は、9月中もいつまでも暑い日が続くので秋の野菜づくりがとても難しくなっています。暑すぎる中でタネを蒔くと発芽しなかったり、発芽しても虫に平らげられてしまったり。。かといって涼しくなるのを待って遅くタネを蒔けば十分成長する前に極寒の冬が来てしまいます。今までにない気候に皆戸惑っており、今年は農家同士、お互いに助け合いが必要になりそうです。 10月ごろまで残暑が続くという噂もありますが、気温の変化も激しくなりそうなので、皆さま体調には十分気をつけてお過ごしください。 さて、今週の野菜セットの内容です。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 ゴーヤ 涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!タネがカリッと香ばしく、ナッツのような香りが楽しめます。 インゲン 長年種を繋いでいる、越谷インゲンという品種です。大きめで収穫しても柔らかく、適度な歯ごたえとほのかな甘みがおいしい、昔ながらのインゲンです。色よくゆでて味噌やマヨネーズにディップすれば、インゲンの香りを楽しめます。天ぷらや炒め物も◎   なす 「秋ナスは嫁に食わすな」と昔から言われていますが、是非みなさんに味わっていただきたい、味が乗ったナスです。 現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種。油との相性が非常によく、定番の揚げ物やみそ炒めが美味。皮が柔らかいので生食も!ほのかな甘みがあり塩もみして浅漬けにするとコリコリとおいしいお漬物になります♪ 緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!   コリンキー 目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪   十六ササゲ ながーいインゲンのような野菜はササゲという、マメ科の野菜です。柔らかくてスジが無いので、インゲンと同じように使えます。ササゲ特有の風味があり、茹でてから切り分けて和え物、お浸し、炒め物、煮物、天ぷらなどでおいしくいただけます♪ ベビーリーフ 順調に育っている葉物野菜の中から、順次間引き収穫をしたものをお届けいたします。まだ若々しい葉は柔らかく、味が凝縮して大変美味です。是非サラダにしてお楽しみください。 今回は山東菜という結球しないタイプの白菜と、ベビーレタスの2種です。   じゃがいも ※表面に虫食いがあり、その部分が黒くなってしまっていますので、取り除いてお召し上がりください。虫食いがある分増量してお届けしております。ご了承ください。 十勝コガネという品種で、じゃがいも界の中では万能・堅実という印象。煮ても焼いても上げてもとても美味しく、貯蔵性が高いので重宝しています。丸ごと茹でてからじゃがいもに割れ目ができる程度に軽く潰し、オイルやバターをかけて焦げ目がつく程度にローストする料理が好きです。 ラディッシュ...

あまぐも通信 2024年9月第3週 vol.15

あまぐも通信 2024年9月第3週 vol.15

 先日長野県箕輪町で開催された、スマート農業フェアというイベントに、お手伝いとして参加してきました。 ドローンや、最新鋭の農業機械の展示や体験ブースが並ぶ中、なんと馬耕体験のブースとしてうまや七福さんが呼ばれており、子どもや大人と一緒に犂(すき)を支えて馬とともに働く体験ができました。 私はその体験のお手伝いとして1日ご一緒させていただいたのですが、子ども連れの方がたくさん来てくださり、未来を担う子どもたちにたくさん感じてもらえました。 人間の力では引っ張るのにとても苦労する犂を軽々と引き、作業を自分で覚えてくれ、近くに生えている草を食べるだけで働くことができる馬の力を借りる馬耕は、ある意味最高のスマート農業かもしれません。 人間よりも遥か昔から地球上に存在し、草を食べるだけで人間よりも遥かに大きな力を発揮することができる馬は、とても賢く、人を癒す力もあります。間近で馬と触れ合い、息遣いを感じ、共同作業もできる馬耕体験で、子どもたちはどんな気持ちになったのだろう?と気になりますが、きっと言葉にならない大事なことを感じていたはず! 大人にとっても、先祖から受け継がれ忘れていた感覚が呼び起こされる、貴重な体験です。 未来の農業を考えるというテーマで開催されたスマート農業フェアで、馬耕体験ブースが作られるという、素晴らしい主催者さんの計らいに拍手ですが、馬耕が少しづつですが未来の農業として認められてきていることを嬉しく思います。 今回賑やかしとして、私はひょっとこのお面を被って体験のサポートをしましたが、驚いたことに、ひょっとこ馬耕の姿が地元紙に掲載されました!ひょっとこの動きには、かれこれ7年くらい稽古をつけていただいているさんさ踊りのエッセンスを取り入れてみました。 春先に白州で馬耕体験会をさせてくださったうまや七福の横山家はとても素敵なご家族で、会うたびに癒されます。馬耕体験を各地でされているので、ぜひチェックしてみてください。 さて、今週の野菜セットの内容です。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 ゴーヤ 涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です! インゲン 長年種を繋いでいる、越谷インゲンという品種です。大きめで収穫しても柔らかく、適度な歯ごたえとほのかな甘みがおいしい、昔ながらのインゲンです。色よくゆでて味噌やマヨネーズにディップすれば、インゲンの香りを楽しめます。天ぷらや炒め物も◎   なす 雨が多いおかげでようやくピークを迎えました。現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種です。油との相性が非常によく、定番の揚げ物やみそ炒めが美味。皮が柔らかいので生食も!ほのかな甘みがあり塩もみして浅漬けにするとコリコリとおいしいお漬物になります♪ 緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!   コリンキー 目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪   十六ササゲ ながーいインゲンのような野菜はササゲという、マメ科の野菜です。柔らかくてスジが無いので、インゲンと同じように使えます。ササゲ特有の風味があり、茹でてから切り分けて和え物、お浸し、炒め物、煮物、天ぷらなどでおいしくいただけます♪   モロヘイヤ 栄養価が非常に高いネバネバ野菜で、暑さでばてた体に、高い疲労回復効果が♪茎から葉をとってさっと茹でてから刻むと、ネバネバが出てきます。納豆と和えたりトマトに絡ませて。スープに入れる場合は下茹では不要。とろとろとしたおいしいスープになります。  ...

あまぐも通信 2024年9月第3週 vol.15

 先日長野県箕輪町で開催された、スマート農業フェアというイベントに、お手伝いとして参加してきました。 ドローンや、最新鋭の農業機械の展示や体験ブースが並ぶ中、なんと馬耕体験のブースとしてうまや七福さんが呼ばれており、子どもや大人と一緒に犂(すき)を支えて馬とともに働く体験ができました。 私はその体験のお手伝いとして1日ご一緒させていただいたのですが、子ども連れの方がたくさん来てくださり、未来を担う子どもたちにたくさん感じてもらえました。 人間の力では引っ張るのにとても苦労する犂を軽々と引き、作業を自分で覚えてくれ、近くに生えている草を食べるだけで働くことができる馬の力を借りる馬耕は、ある意味最高のスマート農業かもしれません。 人間よりも遥か昔から地球上に存在し、草を食べるだけで人間よりも遥かに大きな力を発揮することができる馬は、とても賢く、人を癒す力もあります。間近で馬と触れ合い、息遣いを感じ、共同作業もできる馬耕体験で、子どもたちはどんな気持ちになったのだろう?と気になりますが、きっと言葉にならない大事なことを感じていたはず! 大人にとっても、先祖から受け継がれ忘れていた感覚が呼び起こされる、貴重な体験です。 未来の農業を考えるというテーマで開催されたスマート農業フェアで、馬耕体験ブースが作られるという、素晴らしい主催者さんの計らいに拍手ですが、馬耕が少しづつですが未来の農業として認められてきていることを嬉しく思います。 今回賑やかしとして、私はひょっとこのお面を被って体験のサポートをしましたが、驚いたことに、ひょっとこ馬耕の姿が地元紙に掲載されました!ひょっとこの動きには、かれこれ7年くらい稽古をつけていただいているさんさ踊りのエッセンスを取り入れてみました。 春先に白州で馬耕体験会をさせてくださったうまや七福の横山家はとても素敵なご家族で、会うたびに癒されます。馬耕体験を各地でされているので、ぜひチェックしてみてください。 さて、今週の野菜セットの内容です。 今週の野菜セット 以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。 ゴーヤ 涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です! インゲン 長年種を繋いでいる、越谷インゲンという品種です。大きめで収穫しても柔らかく、適度な歯ごたえとほのかな甘みがおいしい、昔ながらのインゲンです。色よくゆでて味噌やマヨネーズにディップすれば、インゲンの香りを楽しめます。天ぷらや炒め物も◎   なす 雨が多いおかげでようやくピークを迎えました。現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種です。油との相性が非常によく、定番の揚げ物やみそ炒めが美味。皮が柔らかいので生食も!ほのかな甘みがあり塩もみして浅漬けにするとコリコリとおいしいお漬物になります♪ 緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!   コリンキー 目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪   十六ササゲ ながーいインゲンのような野菜はササゲという、マメ科の野菜です。柔らかくてスジが無いので、インゲンと同じように使えます。ササゲ特有の風味があり、茹でてから切り分けて和え物、お浸し、炒め物、煮物、天ぷらなどでおいしくいただけます♪   モロヘイヤ 栄養価が非常に高いネバネバ野菜で、暑さでばてた体に、高い疲労回復効果が♪茎から葉をとってさっと茹でてから刻むと、ネバネバが出てきます。納豆と和えたりトマトに絡ませて。スープに入れる場合は下茹では不要。とろとろとしたおいしいスープになります。  ...

あまぐも通信 2024年9月第2週 vol.14

あまぐも通信 2024年9月第2週 vol.14

  先週は鎌倉で行われたイベントに参加するためにプチ帰省をしており、ブログ更新をお休みしてしまいましたが、また張り切ってこちらの様子を綴りたいと思います。 いよいよ秋!と思いきや暑い日が続いていますが、自然の中では着実に秋の便りが届き始めています。 まずは秋の代名詞、栗。 近所の農家さんが所有している広い栗林に栗を拾いに行きました。 栗のイガを足でこじ開けながら、中の栗の実を取り出して拾います。 立派な栗の木が立ち並ぶ栗林はスーッとすずしく、栗拾いがはかどります。 猿が栗を狙ってやってきているようで、農家さんは猿との競争だと言っていました。 たくさん穫れたので、茹で栗にして冷凍保存しています。 ホクホクして、そのままサラダやパスタの具材にしたり、栗ご飯にしたり、娘も大好きで、おやつには最高です。 簡単で上手な栗の茹で方を書いておきます。 1.生栗を水に1時間くらい浸す。虫殺しとアク抜きのため。 2.水に塩を一つまみ入れて火にかけ、沸騰したら栗を入れる。 3.中火で茹で、10分経ったら弱火にして20分ほど茹でる。 4.ざるに揚げて冷ましたら、包丁で栗のお尻の端を切り、そこをきっかけに側面の鬼皮も剥く。 5.渋皮も同じようにお尻から側面に向かって剥く。 栗が手に入った際はぜひ試してみてください^^ 先週は鎌倉駅の近くで「シェアリビングスペース」という新しい試みをされているNIHOさんにて行われた、防災ワークショップに参加してきました。 鎌倉での被災を想定して、山梨から炊き出しに駆け付けたぴたらメーンバーとして呼ばれました。ぴたら村メンバーと共に野菜とお米を持って駆け付け、野菜たっぷりカレーをふるまいました。 防災ワークショップでは防災士の方と一緒に津波や地震に遭ったときにどのように行動するか、色々な被災場所を想定してシミュレーションをしました。防災食を食べてみたり防災用アルミシートを実際に使って使用感を試してみたりと、和やかながらも真剣に取り組む時間になりました。 普段の暮らしの中では被災したときのことを考えることはほとんどなく、自分も防災バッグを用意しているだけなのですが、皆で集まって話してみると、実際にどんなことが起こり、自分がどんな状態になりうるか、イメージが湧いてきました。 この投稿をInstagramで見る NIHO kamakura(@niho.kamakura)がシェアした投稿 防災士の方はフリーで活動している方で、各地で防災訓練の講師をされていたり、インスタグラム(まこぴ|防災をHappyに伝える防災士(@makopi_to_bosai) • Instagram写真と動画)で暮らしの中の防災のことを楽しく発信されています。 農家として参加した感想としては、「防災と農はとても密接に繋がっている」ということを感じました。 普段から自分で野菜を作ったり、近くの農家さんや遠くの農家さんとのつながりを築いておく。普段から食糧生産に何らかの形で繋がっておくことで、天災により食糧不足に陥ってしまった時でも、生きていくのに絶対に必要な食糧は、農家とのつながりのある人から優先的に供給されていくことになるでしょう。農家的にも、普段からお世話になっている人に、いち早く手を差し伸べたいと思うものです。 「繋がり」が大事なのは農家だけではなく、近隣の人とのつながりもとても大切です。震災で家に帰れなくなったり、家が倒壊してしまったときに駆け込める場所。それは普段からお互いに何かと助け合ったり、お世話になっている信頼できる仲間や、隣人かもしれません。何でも買えば手に入る現代、なかなかちょっとしたことで助けあうということが生まれにくい時代ですが、なにかしら自分が気になることや必要なことや趣味でも、なにかしらのコミュニティに所属してお互いに助け合ったりすることが、何かあったときの大きな助け合いに繋がります。...

あまぐも通信 2024年9月第2週 vol.14

  先週は鎌倉で行われたイベントに参加するためにプチ帰省をしており、ブログ更新をお休みしてしまいましたが、また張り切ってこちらの様子を綴りたいと思います。 いよいよ秋!と思いきや暑い日が続いていますが、自然の中では着実に秋の便りが届き始めています。 まずは秋の代名詞、栗。 近所の農家さんが所有している広い栗林に栗を拾いに行きました。 栗のイガを足でこじ開けながら、中の栗の実を取り出して拾います。 立派な栗の木が立ち並ぶ栗林はスーッとすずしく、栗拾いがはかどります。 猿が栗を狙ってやってきているようで、農家さんは猿との競争だと言っていました。 たくさん穫れたので、茹で栗にして冷凍保存しています。 ホクホクして、そのままサラダやパスタの具材にしたり、栗ご飯にしたり、娘も大好きで、おやつには最高です。 簡単で上手な栗の茹で方を書いておきます。 1.生栗を水に1時間くらい浸す。虫殺しとアク抜きのため。 2.水に塩を一つまみ入れて火にかけ、沸騰したら栗を入れる。 3.中火で茹で、10分経ったら弱火にして20分ほど茹でる。 4.ざるに揚げて冷ましたら、包丁で栗のお尻の端を切り、そこをきっかけに側面の鬼皮も剥く。 5.渋皮も同じようにお尻から側面に向かって剥く。 栗が手に入った際はぜひ試してみてください^^ 先週は鎌倉駅の近くで「シェアリビングスペース」という新しい試みをされているNIHOさんにて行われた、防災ワークショップに参加してきました。 鎌倉での被災を想定して、山梨から炊き出しに駆け付けたぴたらメーンバーとして呼ばれました。ぴたら村メンバーと共に野菜とお米を持って駆け付け、野菜たっぷりカレーをふるまいました。 防災ワークショップでは防災士の方と一緒に津波や地震に遭ったときにどのように行動するか、色々な被災場所を想定してシミュレーションをしました。防災食を食べてみたり防災用アルミシートを実際に使って使用感を試してみたりと、和やかながらも真剣に取り組む時間になりました。 普段の暮らしの中では被災したときのことを考えることはほとんどなく、自分も防災バッグを用意しているだけなのですが、皆で集まって話してみると、実際にどんなことが起こり、自分がどんな状態になりうるか、イメージが湧いてきました。 この投稿をInstagramで見る NIHO kamakura(@niho.kamakura)がシェアした投稿 防災士の方はフリーで活動している方で、各地で防災訓練の講師をされていたり、インスタグラム(まこぴ|防災をHappyに伝える防災士(@makopi_to_bosai) • Instagram写真と動画)で暮らしの中の防災のことを楽しく発信されています。 農家として参加した感想としては、「防災と農はとても密接に繋がっている」ということを感じました。 普段から自分で野菜を作ったり、近くの農家さんや遠くの農家さんとのつながりを築いておく。普段から食糧生産に何らかの形で繋がっておくことで、天災により食糧不足に陥ってしまった時でも、生きていくのに絶対に必要な食糧は、農家とのつながりのある人から優先的に供給されていくことになるでしょう。農家的にも、普段からお世話になっている人に、いち早く手を差し伸べたいと思うものです。 「繋がり」が大事なのは農家だけではなく、近隣の人とのつながりもとても大切です。震災で家に帰れなくなったり、家が倒壊してしまったときに駆け込める場所。それは普段からお互いに何かと助け合ったり、お世話になっている信頼できる仲間や、隣人かもしれません。何でも買えば手に入る現代、なかなかちょっとしたことで助けあうということが生まれにくい時代ですが、なにかしら自分が気になることや必要なことや趣味でも、なにかしらのコミュニティに所属してお互いに助け合ったりすることが、何かあったときの大きな助け合いに繋がります。...