野菜の保存方法

雨土人の野菜はプラスチック包装を使わず最低限の梱包でお届けします。
おうちで保存する際の資材をご紹介します。

  • 食品包装用蝋引き紙袋

    昔はお魚などの生ものの鮮度維持やお惣菜入れなどに日常的に利用されていた、日本が世界に誇る伝統技術の一つです。鮮度の落ちやすい野菜の保管はもちろん、下処理や調理をした野菜を冷凍するときも、直接袋に入れて冷凍可能です。さらに、汚れたら洗って3回ほど繰り返し使え、使い終わったら植木の株元に敷いておけばマルチ(雑草の防止や保湿など)になり、じきに自然分解されて土に還ります。

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  • 晒(さらし)

    晒とは染色加工などが何もされていない純粋な綿の布のことで、食品を包むのにも安心して使うことができます。晒は保湿効果が高く、少し湿らして葉物野菜の保管にお勧めです。洗って何度でも使うことができ、野菜の保管以外にも残りご飯を包んで保管したり、料理のカバーや漉し布として使えるなど、非常に多用途です。使い古した後は掃除用ふきんや油汚れをとるウェスとして再利用し、使い終わったら植木の株元に敷いておけばマルチ(雑草の防止や保湿など)になり、じきに自然分解されて土に還ります。

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  • 未晒しクラフトペーパーバッグ/新聞紙

    未晒し(ミザラシ)とは薬品などで白く加工していないという意味で、紙本来の色のままです。繊維が長く破れにくいことも特徴なので、持ち運びにもオススメです。未晒しのクラフトペーパーは安価でいろんなサイズ展開があるのも嬉しい。お手元に新聞紙がある方は、わざわざ紙の袋を購入しなくても、新聞紙で袋型に折ることができます。調湿効果が高いので、湿気が苦手な根菜類や乾燥が苦手な葉野菜などの保管に。湿らせると保湿効果もアップします。

  • コットンメッシュバック

    買い物に行くときに買い物袋にいれておいて、小分け売りの果物やアボガドなどをいれるのに便利。タマネギやにんにくなどの保存にもオススメです。洗ってなんどでも使えます。

  • ステンレス容器

    冷蔵だけでなく冷凍も可能です。値段が高めですが、リサイクル率が高く、熱伝導がよく匂いなどがつきにくく破損しにくいのが特徴。選ぶなら質のよいSUS304(18-8 18-10)という表示のものを使いましょう。

  • ガラス容器

    リサイクル回収率の高い食品用ガラスびんは安価で手に入りやすい!でも蓋の内側にはプラスチックコーティングがされているので食品が直接触れ無いように。ガラス食器や耐熱ガラスはリサイクルされず燃えないゴミになるので、選ぶのであればリサイクルガラスで作られたものを。ドイツ製Weckはリサイクルガラスが50−70%使われているガラス保存容器です。蓋はガラス、コルク、木栓などから選べていろんな大きさと形があるのが魅力です。

  • 琺瑯容器

    金属にガラス釉薬コーティングされています。ステンレス同様に熱伝導がよく匂いがつきにくく直火にもかけられます。ステンレスよりもやや安く見た目がかわいい。ガラス質を含むため衝撃によりヒビがはいることがあります。いろんな色展開がありますが、アジアなどの安価のもので赤などの色の濃いものは有害物質が含まれている可能性もあるので選ぶなら白が安心。
    琺瑯はリサイクルされません。燃えないごみとして埋め立てられます。

  • シリコン製バック

    低温や高温にも強いシリコン製の洗って何度も使える密閉バッグ。スタシャーやルクエやZipTopといったブランドは、純度が高く安全性の高いプラチナシリコンでできています。値段は張るがBPAなどの化学物質の溶出の心配がなく、半永久的に繰り返し使うことができます。
    https://stasherbag.jp/
    http://cb-j.com/lekue/
    https://ziptop.jp/

野菜の種類別保管方法

根菜類

土の中で育った根菜類は土つきで保管するのが一番長持ちします。湿気と光を防ぐため新聞紙や晒、クラフトペーパーバッグで包んで冷暗所で保管します。

葉菜類

小松菜やホウレンソウのような葉物は湿らせた新聞紙や晒にくるんで冷蔵庫内で立てて保管します。白菜やキャベツなど結球野菜は乾燥した新聞紙や晒にくるんで冷暗所に保管します。ただし、レタス類は結球・非結球に関わらず、痛むのが早いので早めに使い切り、保管する場合は蝋引き紙袋や晒に包んで冷蔵庫で保管します。葉菜類がしんなりしてしまった場合は、ボールにぬるま湯を張り、野菜の茎(根つきなら根)を少し切り落とし、切り口をすぐにぬるま湯にいれてしばらくおいておけば、シャキッと戻ります。

果菜類

トマトやピーマン、きゅうりなどの夏の定番果菜類の保存適温は10度前後とされています。水分が多いので暑すぎればカビが発生し、寒すぎると身を守るために養分が分解され味が薄くなります。トマトやピーマンは、未晒しクラフト袋でも可。きゅうりは、蝋引き紙袋や晒、または新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室や冷暗所で保管します。ナスとオクラは乾燥に弱いので、晒や蝋引き紙袋のような保湿性の高いものに包んで早めに使い切るようにします。

豆類

鞘を食べるエンドウやインゲンなどの豆類は傷みが早く、晒しや蝋引き紙袋に包んで冷蔵保存し早めに使いきるか、固めに茹でてからガラスジャーやステンレス容器などで冷凍保存します。

ハーブ類

香りのよいパセリ、オレガノ、タイム、ミントなどのハーブ類は、茎を水のなかで切って、水に挿しておくとシャキッとして長持ちします。
新鮮なうちに使えない場合はドライにすると香りが増し、長く使えます。(ドライに向くハーブ、オレガノ、タイム、ミント、パセリ)
ドライハーブにする方法
①さっと水で洗う。
ハーブにはいい菌が住んでいるので、熱いお湯で洗ったり、水に長く漬けて置かないようにしてください。
②水気を切って、ザルに広げて日陰の風通しのよい場所で干す。
直射日光にあてると、色や香りが飛びやすいので、注意してください。

特別な保管方法が必要な野菜

ブロッコリー/菜の花

緑黄色野菜の中でも特に痛むのが早いブロッコリーや菜の花は、すぐに食べない場合は固めに茹でてから容器や蝋引き袋に入れ、冷蔵庫での保管がおススメです。

ヤーコン

乾燥すると表面がふにゃふにゃになり食感が落ちるので、土付きのまま二重か三重の新聞紙にくるんで冷暗所に保存します。

ナス

ヘタの切り口から乾燥が進んでいくナスは、保湿効果の高い布や蝋引き紙袋に入れて気温が6度以上10度以下の野菜室や冷暗所に保管し、早めに使い切ります。長く保管したい場合は、新鮮なうちに蒸しナスや焼きナスにして、蝋引き紙袋に入れて冷凍保存すると生で冷凍するよりも味を保てます。

オクラ

乾燥と低温に弱いオクラは、ナスと同様、ヘタの切り口から乾燥が進むため、保湿効果の高い布や蝋引き紙袋に入れて気温が6度以上10度以下の野菜室や冷暗所に保管し、早めに使い切ります。また、水を少しだけ張った容器にヘタを浸して先端を上向きに立てておくと、1週間ほど保管が可能です。長期保存の場合はまな板にこすりつけて産毛を取ってから熱湯を3秒間だけかけ、丸のまま、もしくはカットしてから蝋引き紙袋に包んで冷凍保存します。

トウモロコシ

鮮度の落ちやすいトウモロコシはすぐに茹でて冷蔵か冷凍で保存するのがおすすめです。もしすぐに茹でられない場合は、新聞紙にくるんで冷暗所で立てて保存します。

枝豆

枝豆は茎から外すと鮮度が落ちるため、茎についたままお届けしています。茎付きのまま、もしくは鞘を茎から切り離して湿らせた新聞紙や晒にくるんで冷蔵庫の野菜室に保管できますが、鮮度が落ちるのが早いので早めに茹でてから蝋引き紙袋に入れ、冷蔵庫で保管するのがおススメです。長期保存したい場合は茎からさやを切り離し、生のまま、もしくは茹でてから蝋引き紙袋に入れて冷凍保存します。

空芯菜

葉物野菜の中でも特に乾燥に弱い空芯菜は、切り口を少しカットして水にしばらく浸してシャキッとさせてから、切り口に濡れたキッチンペーパーを巻いて新聞紙や晒で包み、冷蔵庫の野菜室で保管します。

モロヘイヤ

蝋引き紙袋や晒に包んで冷蔵庫の野菜室で保管します。鮮度が落ちると葉が固くなってくるため、さっと茹でてから蝋引き紙袋に入れて冷蔵保存がおススメです。

茎レタス

痛むのが早い茎レタスは、乾燥しないよう湿らせた新聞紙や晒にくるんで冷蔵庫で保管します。

切った野菜

晒しに包むだけでも良いですが、より保湿保存性を求めるのであればさらに蝋引きの袋にいれると長持ちします。