あまぐも通信 2024年10月第1週 vol.17

あまぐも通信 2024年10月第1週 vol.17

9月15日に、野衣禾が2歳になりました。

誕生日会のテーマは最近大好きなトトロ。おとうちゃんおかあちゃん、頑張って準備しました。友人やおじいちゃんおばあちゃんもたくさん集まってくれ、賑やかな誕生日会でした。家で穫れたビーツを使ったケーキを、お菓子作りが得意な友人にお願いして、とっても素敵なケーキを作ってもらいました。

1歳から2歳までのこの1年間は、あっという間かと思いきや、とても濃密で長~い1年間に感じました。

新しいことができるようになったり、新しい言葉を覚えたり、会話ができたり、一緒に遊べる遊びが増えたり、一人遊びをしている娘をぼーっと見ているのがとても楽しかったり、、とにかく毎日が新しい発見と刺激に満ちているせいで、1日が長く感じるのでしょう。

農家をしていると、家の周りにいる時間がとても長く、家族と過ごす時間もとても多いように思います。2時間おきにくらいに家に戻って休憩するので。まだ保育園には入れておらず、おかあちゃんが中心になって面倒を見ています。近所の人たちもとてもよくしてくれるので、助かっています。お母ちゃんが育児に手を取られている分、お父ちゃんは普段の畑仕事と営業と会計と経営とetc.etc.etc.、、、に加えて、掃除、洗濯、料理、掃除、環境整備などの家周りのフィジカルな仕事を全てこなしています。職人の修行のようですね。笑 できるだけお母ちゃんにゆとりをもって子供と向き合ってもらえるよう、最大限のサポートです。

最近はお父ちゃんと一緒にお風呂に入るのが好きで、お風呂タイムは楽しみの一つ。

そしてこの時期、ニンニクの植え付けが近づいてきました。ニンニクのタネの準備に取り掛かり始め、いつもタマネギの皮を剥くのが好きな野衣禾に、「いっしょにむいてみる?」と渡してみると、、ものすごい集中力でニンニクの玉から一片づつ外して、しかも籠に入れていってくれるではありませんか。。

お父ちゃんは、ニンニクの皮を剥いて、鱗片を少しだけほぐした状態にまでして野衣禾に渡していきます。

これ、実はあまり効率的とは言えませんが、効率よりも優先したかったことがありました。それは、子供と一緒に共同作業をすること。いっぺんに自分で鱗片を外してしまえばいいのですが、あえて途中まで、2歳の子でも楽しくお手伝いできるようにしてあげることで、なんと約40分間もの間、親子二人で一緒に作業することができたのです。

お手伝いも、子どもにとっては遊びの一環。大人は仕事の中に、子どもも入ってこられる「よはく」をつくる。年配の方も入ってこられる「よはく」をつくる。そのためには「遊ぶように働く」。いや、正しくは「遊び心を持って働く」でしょうか。これが肝な気がします。すこし遠回りかもしれませんが、長い目で見れば、多世代が一緒に働くことができて、生きるための知恵を伝授でききる。多世代がそれぞれの役割をしっかりともって過ごせることで豊かな時間が生まれる。そんな気づきがあった出来事でした。

今度、ニンニクの植え付けも一緒にできたらいいな!

なんて、欲張りすぎかもしれませんね。

 

さて、今週の野菜セットの内容です。

今週の野菜セット

以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。

ゴーヤ

涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!タネがカリッと香ばしく、ナッツのような香りが楽しめます。

春菊

今年は異常な暑い日照りが続きなかなか成長できない春菊ですが、いつもどおり柔らかくて苦みが無く、サラダで食べられるおいしい春菊に仕上がっています♪生のままで是非お召し上がりください。おみそ汁や、さっと茹でて白和えや胡麻和えも乙ですね。

 

なす

「秋ナスは嫁に食わすな」と昔から言われていますが、是非みなさんに味わっていただきたい、味が乗ったナスです。

現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種。個人的には焼きナスが圧倒的においしいと感じています。丸ごとヘタもつけたままグリルでしんなりするまで焼き、冷水にさらして皮を取ります。実の部分の水を切って、薬味と鰹節とポン酢をすれば、甘みと香りのある焼きナスを楽しめます。

緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!

 

サニーレタス

今年は異常な暑さが続き、収穫前にとう立ちをする(春に花芽が出てくる生理現象)という前代未聞の事態がおきています。とう立ちをぎりぎり免れたレタスをお届けしていますが、すこーし葉が固めで、ほのかな苦みを感じます。

サニーレタスは美しい緋色とライトグリーンのコントラストが特徴で、フリルの葉もかわいいですね。生でサラダの他、油で炒めたり、スープでもおいしくいただけます。

 

十六ササゲ

ながーいインゲンのような野菜はササゲという、マメ科の野菜です。柔らかくてスジが無いので、インゲンと同じように使えます。ササゲ特有の風味があり、茹でてから切り分けて和え物、お浸し、炒め物、煮物、天ぷらなどでおいしくいただけます♪

ベビーリーフ

順調に育っている葉物野菜の中から、順次間引き収穫をしたものをお届けいたします。まだ若々しい葉は柔らかく、味が凝縮して大変美味です。是非サラダにしてお楽しみください。

今回はかぶの間引き菜です。かぶの部分もまだ柔らかいので、大まかに切ってサラダにしたり、お料理の青みとしてご利用ください。ピリリとしたほのかな辛みがアクセントになります。

 

じゃがいも

※表面に虫食いがあり、その部分が黒くなってしまっていますので、取り除いてお召し上がりください。虫食いがある分増量してお届けしております。ご了承ください。

十勝コガネという品種で、じゃがいも界の中では万能・堅実という印象。煮ても焼いても上げてもとても美味しく、貯蔵性が高いので重宝しています。丸ごと茹でてからじゃがいもに割れ目ができる程度に軽く潰し、オイルやバターをかけて焦げ目がつく程度にローストする料理が好きです。

ラディッシュ

赤の他に紫やピンクなど、カラフルな色が出るタイプのラディッシュです。辛みがなかなか強いので、生食の場合はなるべく薄くスライスして。大根の仲間でもあるため、煮物にも使えます。栄養満点の葉は佃煮にしたりみそ汁の具にしたりして是非ご利用ください。

 

きゅうり

間が空いてしまったきゅうりの2作目が、すこしづつ穫れ始めてきました。水分が少なめで身が締まり、パリッと歯切れのよい昔ながらのきゅうりです。味が濃く、シンプルな味付けで十分。味噌をつけてそのままパリッと。浅漬けや塩もみ、天ぷらも美味。

バターナッツかぼちゃ

オレンジ色でひょうたんの形をした、いまやポタージュ用のカボチャとしては定番のバターナッツ。玉ねぎと一緒に塩をして蒸してからペーストにし、お湯やミルクで伸ばしてポタージュにすれば、甘みとコクが口の中でとろけます。天ぷらやローストも美味!

 

 

ピーマン&万願寺

ピーマンはえぐみが少なく、生で食べてもおいしい!肉詰めや煮物も美味しいですよ。万願寺唐辛子はうちではバーベキューの定番。丸ごと焦げ目がつくくらい焼いて、タレをつけて甘みと香りをお楽しみください♪焼き浸しや揚げ浸し、煮浸しも美味です。この時期は完熟して甘ーい、赤い色の万願寺も入ります。

クリーム色の変わった色のピーマンは苦みがほとんどなく、生で食べてもさっぱりとしてどこかフローラルな香り。真っ赤で小さなスイートペッパーも入っています。甘くてフルーツのようで、生で食べてよし、オムレツに混ぜても色が映えます。

宿儺かぼちゃ

岐阜県の伝統野菜「すくなかぼちゃ」はなめらかながらもホクホク感があり、甘みのあるかぼちゃです。煮物や天ぷら、薄くスライスして焼いても美味。個人的には焼きかぼちゃを、バルサミコと醤油とメープルシロップで和える食べ方が好きです。スイーツにも使いやすいカボチャとして知られています。

 

 

ツルムラサキ

英語で「インディアン・スピナッチ」(インドほうれん草)と呼ばれていて、ほうれん草のようにミネラル豊富。使い方はほうれん草と同じで、炒めものやみそ汁、和え物など、和洋問わず使えます。ゆでてから刻むとトロトロとするのが特徴で、夏のつかれた胃袋を元気にしてくれます。トマトと卵と鰹節と一緒に炒めるのが、個人的に好きです。

空芯菜

その名の通り、茎の中心部が空洞になっている野菜です。東南アジアではとてもよく食べられていて、主に炒め物にして利用されています。ニンニク、唐辛子、ナンプラーでシンプルに味付けすれば、コリコリとした楽しい食感と特有の風味を楽しめます。萎れやすいので、元気がなくなってきたら根元を少し切って水に差しておくとシャキッとします。

 

 おまけ:穂紫蘇

青しその穂の花が終わり、実がついてきました。フローラルな紫蘇の香りを楽しめます。飾ってよし。実だけをしごき取って湯通ししてアクを抜き、醤油漬けや塩漬けにしてもご飯が進みます。

 

 

畑のようす

 先週間引き&草とりをした葉物野菜は順調に育っていて、3倍くらいになったでしょうか。下の画像はこかぶです。すこーし虫に食べられましたが、問題なく成長中です。暑いので夏の雑草はまだまだ生えてきますが、後悔しないためにやはり小さいうちに手を打ちます。もうこうなったら、何度でも草とりしますよー!

大根も子葉を大きく展開して、ぐんぐん成長していきます。3本を株立ちで育て、順次間びきながら育てます。アブラナ科の野菜は集団で育つのが好きなためです。

ゴーヤはようやく今がピーク。美しい実が鈴なりに成っています。
自家採種のために完熟するまで木に成らせておいた万願寺唐辛子やピーマンを収穫して、タネを取り出しました。今年もたくさんのタネが穫れて、安心です。来年も元気に育ちますようにと願いを込めながら、丁寧にタネを取り出します。ピーマン類のタネは洗わずに、取り出したら数日日陰の風通しのいい場所で乾燥させて保管します。
タネを取り出した後の果肉は完熟して甘ーいフルーツのよう。軽く焼いてブレンダーにかけ、トマトやタマネギと合わせてサルサソースに仕立てました。これが絶品。。名残の夏野菜を存分に楽しみます。

お知らせ

 ・贈り物として好評をいただいている、オーガニックガーデンブーケを販売中です。

当ページの【商品】タブからご覧いただけます。野菜セットと同梱可能。是非覗いてみてください。

化学肥料や農薬を使わずに、
様々な野菜や草や虫達がいる畑で育てた季節のお花をメインに、
ハーブや宿根草や枝物を添えたオーガニックガーデンブーケを
北杜市の土と風の香りと共にお届けします。

お花屋さんではあまり見かけないお花の種類や、
目立ちすぎないけれど小宇宙のような小花や、自然な姿のお花たちをメインに、
普段の暮らしに気取らずに飾れる花束です。

 

 

・野菜セットの定期便、新規ご注文受付中です。

ご好評いただいている野菜セットの定期便。まだ空きがありますので、お友達やご家族、同僚の方など、是非ご紹介ください。

お知らせに戻る