あまぐも通信 2024年10月第2週 vol.18

あまぐも通信 2024年10月第2週 vol.18

時報のサイレンが18時から17時に変わり、金木犀が香り始めると、秋だなあ、という感じがします。柿が熟し、栗が落ち、アケビが開いて、自然の恵が溢れてきました。

10月、北杜市では下旬頃に霜が降り、夏野菜が一斉に穫れなくなります。根菜類も収穫し、冬に備えて凍らぬよう貯蔵をする時期でもあります。
いつもなら寒くなってきて、秋のうちにサトイモやさつまいもを掘らねば!とソワソワするのですが、今年は10月になっても暑い日が続くせいで、なんだか気持ちがのんびりしてしまっています。。とは言え必ず冬はくるはず。焦らねば!と自分に言い聞かせるしかありませんね。
秋の野菜たちは、なかなか大きくなりません。暑すぎるから成長できないのか、寒くならないからのんびりしているのか。。どちらとも捉えられますね。人間と同じで、のんびりしているのかなあ。

 

さて、今週の野菜セットの内容です。夏野菜はいよいよ終わりを迎え始め、秋冬の野菜が揃い始めました。

今週の野菜セット

以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。

ゴーヤ

涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!タネがカリッと香ばしく、ナッツのような香りが楽しめます。

春菊

今年は異常な暑い日照りが続きなかなか成長できない春菊ですが、いつもどおり柔らかくて苦みが無く、サラダで食べられるおいしい春菊に仕上がっています♪生のままで是非お召し上がりください。おみそ汁や、さっと茹でて白和えや胡麻和えも乙ですね。

 

なす

「秋ナスは嫁に食わすな」と昔から言われていますが、是非みなさんに味わっていただきたい、味が乗ったナスです。

現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種。個人的には焼きナスが圧倒的においしいと感じています。丸ごとヘタもつけたままグリルでしんなりするまで焼き、冷水にさらして皮を取ります。実の部分の水を切って、薬味と鰹節とポン酢をすれば、甘みと香りのある焼きナスを楽しめます。

緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!

 

レタス

今年は異常な暑さが続き、収穫前にとう立ちをする(春に花芽が出てくる生理現象)という前代未聞の事態がおきています。とう立ちをぎりぎり免れたレタスをお届けしていますが、すこーし葉が固めで、ほのかな苦みを感じます。

サンチュは韓国では焼肉を巻いて食べるのが定番。歯ごたえがあり柔らかく、形も平たくてちょうどいいのです。もちろんちぎってサラダにしてもよし、汁の実や、炒め物など、火を通してもおいしくいただけます。

サニーレタスはフリルの葉と美しい赤の差し色がお料理のアクセントに。

 

十六ササゲ

ながーいインゲンのような野菜はササゲという、マメ科の野菜です。柔らかくてスジが無いので、インゲンと同じように使えます。ササゲ特有の風味があり、茹でてから切り分けて和え物、お浸し、炒め物、煮物、天ぷらなどでおいしくいただけます♪

ベビーリーフ

順調に育っている葉物野菜の中から、順次間引き収穫をしたものをお届けいたします。まだ若々しい葉は柔らかく、味が凝縮して大変美味です。是非サラダにしてお楽しみください。

今回は大根の間引き菜です。赤い根の小田切赤首大根と、白い根の宮重大根の間引き菜です。柔らかい葉は生で食べればほのかな辛みと苦みが。サラダに混ぜたりお料理の青みとして。塩もみにしてさっぱりと。ニンニクと塩で炒めればご飯が進みます。お味噌汁もいいですね。

 

かぼちゃ

 

皮が黒くホクホクした食感が特徴の、黒皮栗かぼちゃです。シンプルに塩と少量のだし汁で蒸す、塩蒸しにすれば、かぼちゃ本来の甘みと食感を楽しめます。天ぷらや薄くスライスして素焼き、蒸してマッシュしてカボチャサラダも美味です!

 

里芋

秋の味覚。掘りたて新鮮な里芋の登場です!茹でればねっとり、揚げればホクホクで甘みを感じます。掘りたての里芋は皮も柔らかく、皮付きのまま素揚げしたり、蒸していただけば、深い味わいを楽しめます。

 

こかぶ

まだ実が少し小さめですが、きれいに育っているこかぶをお届けします!皮も柔らかいので丸ごと半分に切って煮物やソテーにしてお楽しみください。葉も栄養価が高く、サラダや和え物、お浸しや炒め物で、ビタミンやミネラルが摂れます。風邪をひきやすいこの時期に重宝しますね!

バターナッツかぼちゃ

オレンジ色でひょうたんの形をした、いまやポタージュ用のカボチャとしては定番のバターナッツ。玉ねぎと一緒に塩をして蒸してからペーストにし、お湯やミルクで伸ばしてポタージュにすれば、甘みとコクが口の中でとろけます。天ぷらやローストも美味!

 

 

ピーマン&万願寺

ピーマンはえぐみが少なく、生で食べてもおいしい!肉詰めや煮物も美味しいですよ。万願寺唐辛子はうちではバーベキューの定番。丸ごと焦げ目がつくくらい焼いて、タレをつけて甘みと香りをお楽しみください♪焼き浸しや揚げ浸し、煮浸しも美味です。この時期は完熟して甘ーい、赤い色の万願寺も入ります。

クリーム色の変わった色のピーマンは苦みがほとんどなく、生で食べてもさっぱりとしてどこかフローラルな香り。真っ赤で小さなスイートペッパーも入っています。甘くてフルーツのようで、生で食べてよし、オムレツに混ぜても色が映えます。

宿儺かぼちゃ

岐阜県の伝統野菜「すくなかぼちゃ」はなめらかながらもホクホク感があり、甘みのあるかぼちゃです。煮物や天ぷら、薄くスライスして焼いても美味。個人的には焼きかぼちゃを、バルサミコと醤油とメープルシロップで和える食べ方が好きです。スイーツにも使いやすいカボチャとして知られています。

 

 

ツルムラサキ

英語で「インディアン・スピナッチ」(インドほうれん草)と呼ばれていて、ほうれん草のようにミネラル豊富。使い方はほうれん草と同じで、炒めものやみそ汁、和え物など、和洋問わず使えます。ゆでてから刻むとトロトロとするのが特徴で、夏のつかれた胃袋を元気にしてくれます。トマトと卵と鰹節と一緒に炒めるのが、個人的に好きです。

空芯菜

その名の通り、茎の中心部が空洞になっている野菜です。東南アジアではとてもよく食べられていて、主に炒め物にして利用されています。ニンニク、唐辛子、ナンプラーでシンプルに味付けすれば、コリコリとした楽しい食感と特有の風味を楽しめます。萎れやすいので、元気がなくなってきたら根元を少し切って水に差しておくとシャキッとします。

 

 おまけ:ルッコラ

 

少し強めのピリッとした辛みと、ゴマのような風味が特徴のハーブです。イタリア出身だけあってピザやパスタがお似合い。仕上げに刻んだルッコラを振って彩りと風味をプラスできます。サラダやマリネに混ぜたり、魚料理や生ハムとも合います。さっと茹でてお浸しにしても、独特の風味が美味。

 

畑のようす

ついに稲刈りを迎えた私たちの田んぼ。予定していた日は大雨に降られて翌日に延期となりましたが、翌日の天気は最高で、無事に収穫を終えることができました。
黄金色に輝く田んぼの中で、鎌で稲を刈るリズミカルな音と、鳥たちの鳴き声、爽やかな風を感じながら、汗を流して稲を刈り進める仕事は、重労働ながらとても爽快で気持ちのいいものです。
刈り終えて、竿に掛けられた稲の光景をみれば、達成感と、何とも言えない安心感でホッとします。きっと、これで来年も心配なく生きていける、と思えるからでしょう。
田んぼの周りに植えていたマコモも元気に育ち、なんと立派なマコモダケが収穫できました!
マコモは昔から正月飾りや神社のしめ縄に利用されてきた神聖な植物。その茎にマコモ菌という菌が寄生することで肥大化し、マコモダケとして食用にされてきました。炒めたり、天ぷらや素焼きにすることで甘くてホクホクとした食感を楽しめます。
来年は株数を増やして、マコモダケをお届けしたいと思っています!

 

 

お知らせ

 ・贈り物として好評をいただいている、オーガニックガーデンブーケを販売中です。

当ページの【商品】タブからご覧いただけます。野菜セットと同梱可能。是非覗いてみてください。

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様々な野菜や草や虫達がいる畑で育てた季節のお花をメインに、
ハーブや宿根草や枝物を添えたオーガニックガーデンブーケを
北杜市の土と風の香りと共にお届けします。

お花屋さんではあまり見かけないお花の種類や、
目立ちすぎないけれど小宇宙のような小花や、自然な姿のお花たちをメインに、
普段の暮らしに気取らずに飾れる花束です。

 

 

・野菜セットの定期便、新規ご注文受付中です。

ご好評いただいている野菜セットの定期便。まだ空きがありますので、お友達やご家族、同僚の方など、是非ご紹介ください。

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