あまぐも通信 2024年11月第1週 vol.22

あまぐも通信 2024年11月第1週 vol.22

 

さつまいもや里芋の収穫、麦の種まきなど、秋の大きな仕事が終わり、忙しかった畑仕事もようやくひと段落しています。今年は本格的に寒くなるのがかなり遅れているので、いつもよりもすこしゆっくりと時間が流れているように感じます。寒さの厳しい北杜で農的暮らしをしていると、霜が降り始める11月前に終わらせておきたいことがたくさんありますが、まだまだ霜が降りる気配はなく。。なかなか身構えられずにいます。温暖な地域ではこれが普通なんだろうな~とおもいつつ、北杜らしくなくて寂しい気もします。

とはいえ、まだ地味に夏野菜が元気だったり、秋の野菜たちもすくすく育っていて、県内のフルーツがおいしく、地元の小さなスーパーに行けば、誰かがとってきた山のキノコがたくさん売っていたり、まだまだ食卓が豊かなのが嬉しいものです。

 

さて、今週の野菜セットの内容です。夏野菜はいよいよ終わりを迎え始め、秋冬の野菜が揃い始めました。

今週の野菜セット

以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。

わさび菜

ピリッとした辛みと上品な香りを持ち合わせ、フリル状の葉の形が美しい葉野菜です。生でサラダ、お料理の付け合わせのほか、さっと1分だけ湯がいて醤油を垂らすと辛みが際立ち非常に美味です。

春菊

今年は異常な暑い日照りが続きなかなか成長できない春菊ですが、いつもどおり柔らかくて苦みが無く、サラダで食べられるおいしい春菊に仕上がっています♪生のままで是非お召し上がりください。おみそ汁や、さっと茹でて白和えや胡麻和えも乙ですね。

 

水菜

秋冬の定番、水菜は白く細い茎とシャキシャキとした歯ごたえが魅力。さっと茹でればピリリとした辛みと独特の食感が楽しめます。寒い日は鶏ガラベースの鍋に。

レッドリアスからし菜

葉に細かい切れ込みの入ったカラシナで、ピリッとした辛みが特徴です。美しい葉は柔らかく、サラダに混ぜると色が映えます。水菜にも近いので、炒めものや鍋物にも使えます♪

 

さつまいも

皆さんお待ちかね!今年もこの時期がやってきました。ねっとり甘ーい紅はるかをお届けします。掘ってから2週間熟成したものをお送りしています。焼き芋が断然おいしいので、おススメです。ペーストにしてお菓子作りにもいいですね。ココナッツミルク煮や、お味噌汁にも合いますね。

大根

長かった残暑の間、完全に成長がストップしていた大根が、ようやく太り始めました。まだサイズは小さめですが、味が乗ってきています。輪切りにして煮物やロースト、茹でた後にフライパンで焼き目をつけてステーキもジューシー。薄切りでサラダや鍋に♪

 

 

 

ヤーコン

さつまいもに形がよく似ていますが、南米の山岳地帯原産の根菜です。掘りたてなので、新聞にくるんだまま1週間ほど置いてからお召し上がりください。さつまいもと同じで、甘みが乗ってきます。ほのかな甘みとシャキシャキとした食感がまるで梨のよう。皮を剥いて酢水にさらし、生でサラダがおすすめです。天ぷらも美味!

 

里芋

秋の味覚。掘りたて新鮮な里芋の登場です!茹でればねっとり、揚げればホクホクで甘みを感じます。掘りたての里芋は皮も柔らかく、皮付きのまま素揚げしたり、蒸していただけば、深い味わいを楽しめます。

 

こかぶ

美人に育ったこかぶをお届けします!皮も柔らかいので丸ごと半分に切って煮物やソテーにしてお楽しみください。葉も栄養価が高く、サラダや和え物、お浸しや炒め物で、ビタミンやミネラルが摂れます。風邪をひきやすいこの時期に重宝しますね!

長ネギ

気温が下がってくるにつれて甘みが増してきています。加熱調理に向く松本一本葱という、長野県の在来品種。鍋や煮物やローストでどうぞ。生で薬味にも使えます。

 


 

紅芯大根

 

外側の皮は青首の丸大根ですが、皮の下は鮮やかなピンク色!色を活かして薄くスライスしてサラダに。ローストやソテーもいいですね。煮物にしても色鮮やかです。

 

山東菜

今年は白菜がことごとく虫にやられましたが、結球しない白菜である山東菜は元気に育ちました!白菜ほど日持ちはしませんが、肉厚の白い茎とライトグリーンの葉、味も白菜そのもの。浅漬け、鍋、炒め物など幅広く楽しめます。片栗粉をまぶして生姜焼きも美味しいですよ♪

 おまけ:アップルミント

 

リンゴのような香りと爽やかな清涼感。サラダに混ぜたりお水に浸してミントウォーター、煮だしてアップルミントティーに。吊るしてドライにしても香りが続きます。

 

畑のようす

 先日地域の活動で公民館の清掃があり、敷地内に植えられた桜の落ち葉をたくさん集めました。本来集めた落ち葉は燃えるごみとして捨てられてしまいますが、私が農家で落ち葉や草をたくさん必要としていることを皆さんが認めてくださり、「持って行って!」と快く提供してくださいました。

いただいた落ち葉は堆肥を作っている堆肥場に積み、庭の果樹の根元にも敷き詰めて寒さに備えるのに使わせていただきました。地域の清掃活動は定期的に行われますが、夏は草が生え秋には落ち葉がたくさん落ちる自然の多い田舎では必要不可欠な環境整備です。自分たちの住む環境を快適に保つために、地域内の人々が一緒に活動することで結束も強まり、普段からお互いに気に掛け合ったり、何かあったときには助け合いもできる関係が自然と築かれています。近所の人同士お互いに顔も知れるので、防犯にもつながっています。

このように地域内で集めた資源を土に還し、野菜づくりに活用することが農家の使命だと思いますし、歓びでもあります。地域内の人たちに野菜でお返しして、植物と心が巡る地域づくりに貢献していきたいと思っています。

 

 今年に入って知り合った近所の新人有機農家仲間たちと一緒に、ぴたら村で機械を借りてお米のもみすりをしました。約1トンのお米を無事に玄米にすることができ、一安心。同年代の新人農家仲間が増えるのは、とても嬉しいことです。皆で力を合わせればいろいろなことが実現していきそうで、楽しみです!

 

お知らせ

・野菜セットの定期便、新規ご注文受付中です。

ご好評いただいている野菜セットの定期便。まだ空きがありますので、お友達やご家族、同僚の方など、是非ご紹介ください。

 ・お正月特別野菜セットとなめらかお餅のご注文受付は、11月中旬~を予定しています!

 

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