あまぐも通信 2024年7月第1週 vol.5

あまぐも通信 2024年7月第1週 vol.5

 

7月に入り、本格的に梅雨の季節になりました。恵みの雨と晴れ間の暑さのおかげで、夏野菜がのびのび育っています。この時期、畑や田んぼ仕事はひとまずひと段落というところで、雨にお世話をお任せして、夏野菜の収穫ラッシュが来るまでの間、人は少しお休みしつつ、秋冬の準備を始めようかとぼちぼち動き始めます。

昨日は、同じ北杜市内に住み竹林整備をしている弟と一緒に、竹炭を焼きました。昔は山に頻繁に人が入っていて、薪を集めたり山菜やけものをとったりといった活用と整備をして山の環境を保っていましたが、山を利用しなくなった今、どんどん人が入りにくいような環境に変っていきつつあります。ものすごい繁殖力の竹も、その原因の一つ。竹は地下に根を伸ばして生息範囲を広げながら、約半年で20mほどの高さまで成長し、気持ちの良い天然木の森はあっという間に竹林に飲み込まれてしまいます。その結果、もともと生えていた樹木は元気を失って倒れていき、山の斜面が竹に覆いつくされると、地滑りや土砂崩れが起き、それは山だけでなく人の命にも関わる災害となります。

ただ、竹はとっても有用な植物なのです。

整備された竹林では春には立派なたけのこが穫れ、夏涼しく、台風や冬の強い風を遮断し、切り出した竹で道具を作ったり、かごを編んだりして生活に役立てることもできます。竹を焼いて作った竹炭も、土壌改良効果が非常に高く、農業にも大いに役立ちます。そう、竹林整備は生活と組み合わさることで、とっても意味のある活動になるんです。

写真の炭化器ともう1台大きな炭化器の2台体制で、竹を焼き始めて3時間ほどで、軽トラック一杯分以上の量の竹炭ができました。燃やすときの火で、青竹炊きご飯や焼きじゃがいもを作ってお昼ご飯に。

最後は水をかけて鎮火。この美しい黒を目にすると、なんだかとっても嬉しくなるのが不思議です。

今度は竹炭焼きに興味のある人をお誘いして、楽しくわいわいやっていこうと思っています!

 

 

 

さて、今週の野菜セットの内容です。初夏の野菜から、徐々に夏の野菜へと切り替わっていく時期です。

今週の野菜セット

以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。

新ジャガイモ

掘りたての新じゃが!黄金色の緻密な肉質が特徴の、ホッカイコガネという品種です。フライドポテトにすると、トロリとして香り豊か。煮崩れしないのでカレーやシチュー、おでんに加えれば深い旨味を楽しめます♪

新玉ねぎ

新玉ねぎの今の時期は、小さめの玉でもしっかりおいしく楽しめます!皮を剥いたら丸ごと調理して、ジュワッとジューシーな食感をお楽しみください。煮物、ソテー、ローストにして。

 

ケール

キャベツの先祖と言われ、青汁の原料にもなるケールは、ビタミンやミネラルがとても豊富なスーパーフード。キャベツと同様刻んでサラダ、炒め物、煮物など幅広くお使いいただけます。

 

みさきキャベツ

たけのこ型のとんがりキャベツ。春のキャベツはすこしふんわりとして柔らかく、甘みがあります。油で炒めたり蒸したりして火を通せば、甘みが引き立ち大変美味。脇役の千切りキャベツもメインと肩を並べる美味しさです。

 

きゅうり

少しづつ穫れ始めたきゅうり!夏の定番です。水分少なめのコリコリと歯ごたえのあるきゅうりです。丸のまま味噌をつけてかじるのが最高。刻んで塩もみして水を切ってからサラダに加えたり、酢味噌あえにしたり。

 

 

 

ズッキーニ

深緑色の光沢が美しい、ブラックビューティ―という品種です。3年ほど自家採種を続けています。輪切りにしてソテー、薄切りにしてサラダ、塩もみするだけでも逸品に。すりおろしてパンケーキの生地にまぜて。

 

間引き人参

 

生育途中の人参が狭くなってきたので、間引きをして間隔を広げています。まだ小さく葉が柔らかく、薫り高いので、かき揚げが断然おすすめ。チヂミも美味。葉の柔らかい部分はサラダでも食べられます。

 

リーフレタス

柔らかくシャキシャキとして、目の覚めるような鮮やかな色がお料理を彩ります。 焼肉を巻いたり、酢豚風の味付けの揚げ物を巻くのも、この時期食が進みますね。油との相性もいいので、春まきやチャーハン、中華風スープに入れても美味です。

 

スティックブロッコリー

伸びてきた花芽を次々に収穫することができる、便利なブロッコリーです。細長い茎は柔らかく、コリコリとした食感を楽しめます。スティック状なので、そのまま軽く塩で蒸して、マヨやソースにディップ。お料理の付け合わせにも。

ニラ

自然栽培のニラは薫り高く、しっかりとした食感。存在感があります。炒め物の香りづけに。刻んで醤油に漬けると保存が効き、ごはんのお供など何かと便利なニラ醤油になります。

 

 

春菊

生で食べても苦みが少ない!とご好評いただいている春菊は、適当にちぎってシンプルなドレッシングをさっとかけるだけで、豊かな香りを楽しめる逸品に。白和えやみそ汁も格別です。

 

大根

春の大根は瑞々しくてシャキシャキとした食感が最高。大根サラダや季節の魚のお供の大根おろしやツマに。剥いた皮は細切りにしてキンピラ、薄い短冊切りにしてわさび醤油に浸してもピリリとした辛みが美味です。

 

 おまけ:スイートピー 可愛らしい容姿と甘い香りが魅力的なお花。エンドウのようにツルが伸びて、順番に花が咲いていくため、長く楽しめる植物です。花びらをお風呂に入れて楽しめます♪

 

畑のようす

 どんどん伸びるミニトマトやキュウリの枝を、支柱やネットに誘引・固定する作業を進めています。原産地の野生のトマトやキュウリは、もともと地面の上を這って他の雑草を自ら抑制しながら生きていた野菜で、本当は地面を這う方が好きなのですが、実の収穫と草とりがしにくいため、支柱に誘引して育てるのが一般的です。静かに野菜の世話をする時間が好きで、手をかけたぶん元気に実ってくれるような気がして、丁寧に仕立ててあげます。農家として他にもいろいろな仕事があるので、手間をかけすぎず、放任になりすぎずの絶妙な塩梅を毎年追求しています。

 

じゃがいもの収穫期は、ちょうど梅雨の時期と重なります。水気が苦手なじゃがいもは、水はけの良い畑で作っていますが、収穫後は十分乾かさないと、保管している間にカビて腐ってしまいます。雨の合間の貴重な晴れ間は、ここぞとばかりにじゃがいも堀を進めます。新じゃがの味は、格別ですね。

お知らせ

 ・オーガニックガーデンブーケの販売を開始致しました!

当ページの【商品】タブからご覧いただけます。野菜セットと同梱可能。是非覗いてみてください。

化学肥料や農薬を使わずに、
様々な野菜や草や虫達がいる畑で育てた季節のお花をメインに、
ハーブや宿根草や枝物を添えたオーガニックガーデンブーケを
北杜市の土と風の香りと共にお届けします。

お花屋さんではあまり見かけないお花の種類や、
目立ちすぎないけれど小宇宙のような小花や、自然な姿のお花たちをメインに、
普段の暮らしに気取らずに飾れる花束です。

 

・たくさん穫れる野菜の単品購入を承っております

現在は新じゃがと大根が豊作。【商品】タブより、追加購入していただけます。たっぷりの野菜で、普段のお料理がさらに充実しますように。

・野菜セットの定期便、新規ご注文受付中です。

ご好評いただいている野菜セットの定期便。まだ空きがありますので、お友達やご家族、同僚の方など、是非ご紹介ください。

 

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