あまぐも通信 2024年9月第3週 vol.15

あまぐも通信 2024年9月第3週 vol.15

 先日長野県箕輪町で開催された、スマート農業フェアというイベントに、お手伝いとして参加してきました。

ドローンや、最新鋭の農業機械の展示や体験ブースが並ぶ中、なんと馬耕体験のブースとしてうまや七福さんが呼ばれており、子どもや大人と一緒に犂(すき)を支えて馬とともに働く体験ができました
私はその体験のお手伝いとして1日ご一緒させていただいたのですが、子ども連れの方がたくさん来てくださり、未来を担う子どもたちにたくさん感じてもらえました。
人間の力では引っ張るのにとても苦労する犂を軽々と引き、作業を自分で覚えてくれ、近くに生えている草を食べるだけで働くことができる馬の力を借りる馬耕は、ある意味最高のスマート農業かもしれません。
人間よりも遥か昔から地球上に存在し、草を食べるだけで人間よりも遥かに大きな力を発揮することができる馬は、とても賢く、人を癒す力もあります。間近で馬と触れ合い、息遣いを感じ、共同作業もできる馬耕体験で、子どもたちはどんな気持ちになったのだろう?と気になりますが、きっと言葉にならない大事なことを感じていたはず!
大人にとっても、先祖から受け継がれ忘れていた感覚が呼び起こされる、貴重な体験です。
未来の農業を考えるというテーマで開催されたスマート農業フェアで、馬耕体験ブースが作られるという、素晴らしい主催者さんの計らいに拍手ですが、馬耕が少しづつですが未来の農業として認められてきていることを嬉しく思います。
今回賑やかしとして、私はひょっとこのお面を被って体験のサポートをしましたが、驚いたことに、ひょっとこ馬耕の姿が地元紙に掲載されました!ひょっとこの動きには、かれこれ7年くらい稽古をつけていただいているさんさ踊りのエッセンスを取り入れてみました。
春先に白州で馬耕体験会をさせてくださったうまや七福の横山家はとても素敵なご家族で、会うたびに癒されます。馬耕体験を各地でされているので、ぜひチェックしてみてください。

さて、今週の野菜セットの内容です。

今週の野菜セット

以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。

ゴーヤ

涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!

インゲン

長年種を繋いでいる、越谷インゲンという品種です。大きめで収穫しても柔らかく、適度な歯ごたえとほのかな甘みがおいしい、昔ながらのインゲンです。色よくゆでて味噌やマヨネーズにディップすれば、インゲンの香りを楽しめます。天ぷらや炒め物も◎

 

なす

雨が多いおかげでようやくピークを迎えました。現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種です。油との相性が非常によく、定番の揚げ物やみそ炒めが美味。皮が柔らかいので生食も!ほのかな甘みがあり塩もみして浅漬けにするとコリコリとおいしいお漬物になります♪

緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!

 

コリンキー

目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪

 

十六ササゲ

ながーいインゲンのような野菜はササゲという、マメ科の野菜です。柔らかくてスジが無いので、インゲンと同じように使えます。ササゲ特有の風味があり、茹でてから切り分けて和え物、お浸し、炒め物、煮物、天ぷらなどでおいしくいただけます♪

 

モロヘイヤ

栄養価が非常に高いネバネバ野菜で、暑さでばてた体に、高い疲労回復効果が♪茎から葉をとってさっと茹でてから刻むと、ネバネバが出てきます。納豆と和えたりトマトに絡ませて。スープに入れる場合は下茹では不要。とろとろとしたおいしいスープになります。

 

じゃがいも

※表面に虫食いがあり、その部分が黒くなってしまっていますので、取り除いてお召し上がりください。虫食いがある分増量してお届けしております。ご了承ください。

十勝コガネという品種で、じゃがいも界の中では万能・堅実という印象。煮ても焼いても上げてもとても美味しく、貯蔵性が高いので重宝しています。丸ごと茹でてからじゃがいもに割れ目ができる程度に軽く潰し、オイルやバターをかけて焦げ目がつく程度にローストする料理が好きです。

ミニトマト

赤い固定種「ステラ」ミニトマトと、黒みがかったピンク色のブラックチェリートマトの二種類が入ります。輸送の都合上、熟しきっていないトマトもありますので、おいしそうな色になるのを待ってお楽しみください。そのままほおばってよし、みそ汁に入れてよし、煮詰めてトマトソースもよし。

 

きゅうり

間が空いてしまったきゅうりの2作目が、すこしづつ穫れ始めてきました。水分が少なめで身が締まり、パリッと歯切れのよい昔ながらのきゅうりです。味が濃く、シンプルな味付けで十分。味噌をつけてそのままパリッと。浅漬けや塩もみ、天ぷらも美味。

青しそ

日本の夏の定番ハーブと言えばこれ。そのまま刻んで薬味にどうぞ。醤油漬けにすると、とてつもなくご飯が進みます!

 

 

ピーマン&万願寺

ピーマンはえぐみが少なく、生で食べてもおいしい!肉詰めや煮物も美味しいですよ。万願寺唐辛子はうちではバーベキューの定番。丸ごと焦げ目がつくくらい焼いて、タレをつけて甘みと香りをお楽しみください♪焼き浸しや揚げ浸し、煮浸しも美味です。クリーム色の変わった色のピーマンは苦みがほとんどなく、生で食べてもさっぱりとしてどこかフローラルな香り。真っ赤で小さなスイートペッパーも入っています。甘くてフルーツのようで、生で食べてよし、オムレツに混ぜても色が映えます。

メロンきゅうり

見た目はメロン(ウオーターメロン)、味はきゅうり、少し酸味があり、噛めばプチっと楽しい食感。生で食べることができ、サラダに入れると酸味も聞いてとっても美味しいです♪ピクルスにしてもかわいいですね。

 

 

ツルムラサキ

英語で「インディアン・スピナッチ」(インドほうれん草)と呼ばれていて、ほうれん草のようにミネラル豊富。使い方はほうれん草と同じで、炒めものやみそ汁、和え物など、和洋問わず使えます。ゆでてから刻むとトロトロとするのが特徴で、夏のつかれた胃袋を元気にしてくれます。トマトと卵と鰹節と一緒に炒めるのが、個人的に好きです。

空芯菜

その名の通り、茎の中心部が空洞になっている野菜です。東南アジアではとてもよく食べられていて、主に炒め物にして利用されています。ニンニク、唐辛子、ナンプラーでシンプルに味付けすれば、コリコリとした楽しい食感と特有の風味を楽しめます。萎れやすいので、元気がなくなってきたら根元を少し切って水に差しておくとシャキッとします。

 

 おまけ:穂紫蘇

青しその穂の花が終わり、実がついてきました。フローラルな紫蘇の香りを楽しめます。飾ってよし。実だけをしごき取って醤油漬けにしてもご飯が進みます。

 

 

畑のようす

 先週種まきをした大根やかぶや葉物野菜たちが芽を出し始めました。力強く地面を押しのけて頭をもたげる姿に、生命力を強く感じます。

野菜と同じタイミングで、もちろん雑草たちも一斉に芽を出し始めます。野菜の芽の何分の1かわからない、小さな雑草の芽ですが、数日で野菜を追い越すほどのスピードで成長します。
ここで雑草たちを食い止めて野菜の成長を助けるのが人の役目。夏の果菜類と違って、極寒の冬が来る前に一気に育て上げる秋の野菜は雑草に負けている暇はありません。
草取りとともに、間引きもして数日すると、野菜たちはぐんっと大きくなります。手をかけただけ応えてくれる。植物との付き合いの楽しみでもあります。
先週は藍の2番刈りもしました。藍はとても生命力が強く、年に2回刈ることができます。冬まで乾燥させて、寒くなったら積んで発酵させます。来年の藍染が楽しみです。

 

お知らせ

 ・贈り物として好評をいただいている、オーガニックガーデンブーケを販売中です。

当ページの【商品】タブからご覧いただけます。野菜セットと同梱可能。是非覗いてみてください。

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様々な野菜や草や虫達がいる畑で育てた季節のお花をメインに、
ハーブや宿根草や枝物を添えたオーガニックガーデンブーケを
北杜市の土と風の香りと共にお届けします。

お花屋さんではあまり見かけないお花の種類や、
目立ちすぎないけれど小宇宙のような小花や、自然な姿のお花たちをメインに、
普段の暮らしに気取らずに飾れる花束です。

 

 

・野菜セットの定期便、新規ご注文受付中です。

ご好評いただいている野菜セットの定期便。まだ空きがありますので、お友達やご家族、同僚の方など、是非ご紹介ください。

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