あまぐも通信 2024年9月第4週 vol.16

あまぐも通信 2024年9月第4週 vol.16

 

秋分を過ぎて、朝晩が冷え込むようになってきました。朝方は少し寒いと感じるくらいなので、薄い羽毛布団を出して、ここ数日は薄いセーターを着て寝ています。ただ、昼間の暑さは尋常ではありません。。
農家をしていると、天気や気温の事ばかり気になって、仲間ともその話題でもちきりです。特に今年は、9月中もいつまでも暑い日が続くので秋の野菜づくりがとても難しくなっています。暑すぎる中でタネを蒔くと発芽しなかったり、発芽しても虫に平らげられてしまったり。。かといって涼しくなるのを待って遅くタネを蒔けば十分成長する前に極寒の冬が来てしまいます。今までにない気候に皆戸惑っており、今年は農家同士、お互いに助け合いが必要になりそうです。
10月ごろまで残暑が続くという噂もありますが、気温の変化も激しくなりそうなので、皆さま体調には十分気をつけてお過ごしください。

さて、今週の野菜セットの内容です。

今週の野菜セット

以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。

ゴーヤ

涼しい気候のため毎年穫れ始めは夏の終わりになりがちなゴーヤ。新鮮なゴーヤは苦みが少なく、塩もみしてギュッと絞れば生でも美味。ポン酢や鰹節でさっぱりと。ワタを取らずにそのままワタごと天ぷらも美味です!タネがカリッと香ばしく、ナッツのような香りが楽しめます。

インゲン

長年種を繋いでいる、越谷インゲンという品種です。大きめで収穫しても柔らかく、適度な歯ごたえとほのかな甘みがおいしい、昔ながらのインゲンです。色よくゆでて味噌やマヨネーズにディップすれば、インゲンの香りを楽しめます。天ぷらや炒め物も◎

 

なす

「秋ナスは嫁に食わすな」と昔から言われていますが、是非みなさんに味わっていただきたい、味が乗ったナスです。

現在では希少になっている「真黒なす」(しんくろなす)という品種。油との相性が非常によく、定番の揚げ物やみそ炒めが美味。皮が柔らかいので生食も!ほのかな甘みがあり塩もみして浅漬けにするとコリコリとおいしいお漬物になります♪

緑色のナスは青ナスという、火を入れると果肉がトロ―リおいしいナスです。おすすめは唐揚げ。塩で水を切ってから唐揚げダレに10分ほど漬け込み、片栗粉をまぶして揚げるだけ。これが本当に最高なので、是非お試しください!

 

コリンキー

目の覚めるようなレモンイエローが魅力の、かぼちゃの仲間です。生のままで皮も種も食べられるので、薄切りや細切りにしてサラダに。ローストしたり、煮物も美味です。独特の香りがあり、クセになりますよ♪

 

十六ササゲ

ながーいインゲンのような野菜はササゲという、マメ科の野菜です。柔らかくてスジが無いので、インゲンと同じように使えます。ササゲ特有の風味があり、茹でてから切り分けて和え物、お浸し、炒め物、煮物、天ぷらなどでおいしくいただけます♪

ベビーリーフ

順調に育っている葉物野菜の中から、順次間引き収穫をしたものをお届けいたします。まだ若々しい葉は柔らかく、味が凝縮して大変美味です。是非サラダにしてお楽しみください。

今回は山東菜という結球しないタイプの白菜と、ベビーレタスの2種です。

 

じゃがいも

※表面に虫食いがあり、その部分が黒くなってしまっていますので、取り除いてお召し上がりください。虫食いがある分増量してお届けしております。ご了承ください。

十勝コガネという品種で、じゃがいも界の中では万能・堅実という印象。煮ても焼いても上げてもとても美味しく、貯蔵性が高いので重宝しています。丸ごと茹でてからじゃがいもに割れ目ができる程度に軽く潰し、オイルやバターをかけて焦げ目がつく程度にローストする料理が好きです。

ラディッシュ

赤の他に紫やピンクなど、カラフルな色が出るタイプのラディッシュです。辛みがなかなか強いので、生食の場合はなるべく薄くスライスして。大根の仲間でもあるため、煮物にも使えます。栄養満点の葉は佃煮にしたりみそ汁の具にしたりして是非ご利用ください。

 

きゅうり

間が空いてしまったきゅうりの2作目が、すこしづつ穫れ始めてきました。水分が少なめで身が締まり、パリッと歯切れのよい昔ながらのきゅうりです。味が濃く、シンプルな味付けで十分。味噌をつけてそのままパリッと。浅漬けや塩もみ、天ぷらも美味。

青しそ

日本の夏の定番ハーブと言えばこれ。そのまま刻んで薬味にどうぞ。醤油漬けにすると、とてつもなくご飯が進みます!

 

 

ピーマン&万願寺

ピーマンはえぐみが少なく、生で食べてもおいしい!肉詰めや煮物も美味しいですよ。万願寺唐辛子はうちではバーベキューの定番。丸ごと焦げ目がつくくらい焼いて、タレをつけて甘みと香りをお楽しみください♪焼き浸しや揚げ浸し、煮浸しも美味です。この時期は完熟して甘ーい、赤い色の万願寺も入ります。

クリーム色の変わった色のピーマンは苦みがほとんどなく、生で食べてもさっぱりとしてどこかフローラルな香り。真っ赤で小さなスイートペッパーも入っています。甘くてフルーツのようで、生で食べてよし、オムレツに混ぜても色が映えます。

メロンきゅうり

見た目はメロン(ウオーターメロン)、味はきゅうり、少し酸味があり、噛めばプチっと楽しい食感。生で食べることができ、サラダに入れると酸味も聞いてとっても美味しいです♪ピクルスにしてもかわいいですね。

 

 

ツルムラサキ

英語で「インディアン・スピナッチ」(インドほうれん草)と呼ばれていて、ほうれん草のようにミネラル豊富。使い方はほうれん草と同じで、炒めものやみそ汁、和え物など、和洋問わず使えます。ゆでてから刻むとトロトロとするのが特徴で、夏のつかれた胃袋を元気にしてくれます。トマトと卵と鰹節と一緒に炒めるのが、個人的に好きです。

空芯菜

その名の通り、茎の中心部が空洞になっている野菜です。東南アジアではとてもよく食べられていて、主に炒め物にして利用されています。ニンニク、唐辛子、ナンプラーでシンプルに味付けすれば、コリコリとした楽しい食感と特有の風味を楽しめます。萎れやすいので、元気がなくなってきたら根元を少し切って水に差しておくとシャキッとします。

 

 おまけ:穂紫蘇

青しその穂の花が終わり、実がついてきました。フローラルな紫蘇の香りを楽しめます。飾ってよし。実だけをしごき取って湯通ししてアクを抜き、醤油漬けや塩漬けにしてもご飯が進みます。

 

 

畑のようす

 先週間引き&草とりをした葉物野菜は順調に育っていて、3倍くらいになったでしょうか。下の画像はこかぶです。すこーし虫に食べられましたが、問題なく成長中です。暑いので夏の雑草はまだまだ生えてきますが、後悔しないためにやはり小さいうちに手を打ちます。もうこうなったら、何度でも草とりしますよー!

大根も子葉を大きく展開して、ぐんぐん成長していきます。3本を株立ちで育て、順次間びきながら育てます。アブラナ科の野菜は集団で育つのが好きなためです。

ゴーヤはようやく今がピーク。美しい実が鈴なりに成っています。
自家採種のために完熟するまで木に成らせておいた万願寺唐辛子やピーマンを収穫して、タネを取り出しました。今年もたくさんのタネが穫れて、安心です。来年も元気に育ちますようにと願いを込めながら、丁寧にタネを取り出します。ピーマン類のタネは洗わずに、取り出したら数日日陰の風通しのいい場所で乾燥させて保管します。
タネを取り出した後の果肉は完熟して甘ーいフルーツのよう。軽く焼いてブレンダーにかけ、トマトやタマネギと合わせてサルサソースに仕立てました。これが絶品。。名残の夏野菜を存分に楽しみます。

お知らせ

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当ページの【商品】タブからご覧いただけます。野菜セットと同梱可能。是非覗いてみてください。

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様々な野菜や草や虫達がいる畑で育てた季節のお花をメインに、
ハーブや宿根草や枝物を添えたオーガニックガーデンブーケを
北杜市の土と風の香りと共にお届けします。

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普段の暮らしに気取らずに飾れる花束です。

 

 

・野菜セットの定期便、新規ご注文受付中です。

ご好評いただいている野菜セットの定期便。まだ空きがありますので、お友達やご家族、同僚の方など、是非ご紹介ください。

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