今年の春先は比較的気温が低く、長い期間、桜を楽しむことができました。
山々は芽吹きの季節。新緑がゆっくりと山の上の方へと上がっていきます。フレッシュなうぐいす色の中にチラホラと見える山桜の薄桃色がとても美しく、目を奪われます。
畑ではキャベツやレタスや大根、かぶなどの葉野菜がすくすくと育っています。最近は急激に暖かくなったせいか、夏の草が一斉に芽を出し始め、毎日朝夕は草取りに追われています。お陰でブログ更新が一カ月ぶりになってしまいました^^;
ビニールハウスの中の踏込発酵温床では、25℃前後の温度が保たれ、夏の野菜が順調に成長しています。植え付けも目前となり、畑の準備も忙しくなりました。
気温と湿度が上がり、昔から種まきに好適とされる「穀雨」の日に、みんなでお米の種まきをしました。
今年から自宅近くの大きな田んぼを借りられることとなり、近所の仲間たちと共同でお米作りをできることになったので、種まきから皆で集まって作業しました。子どもたちも交えて、ふかふかの畑に線を引き、1週間水に浸けて催芽をした種籾を降ろしていきます。
種まきの作業は、子どもたちが一番楽しんでいました。2歳の子どもたちも大人の真似をして、線に沿ってとても上手にまいてくれました。
去年は1歳でまだ手元もおぼつかず、一か所にバラッとまくことで精いっぱいだった子供たちが、大人と同じくらい上手に種まきができるようになっているから驚きです。種まきのあとの水やりも一緒にできました。
「遊ぶように働く」。子どもと一緒に働くと、子どもは大人たちが仕事する周りで遊びながら、生きることに直結する仕事を学ぶことができるということを実感します。