あまぐも通信 2025年7月第1週 vol.41

あまぐも通信 2025年7月第1週 vol.41

【お知らせ】新商品を追加しました!

①小さな野菜とブーケのセット 2,500円(税込)・・・雨土人の自然農法で育てたお野菜1500円相当と、種から育てたオーガニックガーデンブーケ1000円相当を詰め合わせたセットです。

 

今年の7月頭は真夏のような暑さですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

暑さのお陰で春の野菜は早々と収穫できなくなり、夏の野菜がもりもりと元気で、例年よりもかなり早く穫れ始めています。

6月下旬から7月頭は、畑仕事と手仕事がギュッと詰まった期間でした。

まずは田植えをした田んぼの草取り。

田植えをして3日後から、チェーン除草という方法で草とりを始めました。

タイヤチェーンを切ってまっすぐに伸ばして角材に取り付け、横向きにして、水を張った田んぼの上を引っ張ります。こうすることで泥が巻き上げられ、これから発芽しようとする雑草の成長を抑えます。お米の苗にもチェーンが当たりますが、植えて3日もすると苗は既に根を伸ばしていて、チェーンに巻き込まれても抜けずにとどまってくれます。

チェーン除草は1回目のさらに3日後に一度、一週間後に1度、計三回行いました。

お米の苗が育ってきたら、今度は田車です。

コロコロと手押しで、歯のついた車輪を転がし、雑草を地面の中に埋め込むことができる除草機です。今年から借りた田んぼは西側は水が浅く、東側は深くなっていて微妙に平らじゃありませんでした。水が浅くて地面が出てしまうところは酸素が多いので雑草が出やすく、入念に田車で草を埋め込みます。水が深い方は、初期除草が功を奏し、ほとんど雑草が生えてきていません。

縦方向と横方向をそれぞれ1週間おきに何回か行います。

田んぼにはホウネンエビや水カマキリやゲンゴロウやお玉杓子など、生き物がたくさん。田んぼの中の生き物たちの食物連鎖によって、養分が供給されてお米の成長を助けます。お米を植えてから3週間くらい経ちましたが、すでに植えた時の4~5倍くらいの大きさに成長し、文桀も始まりました。

あと一回くらい田車で草とりすれば、お米のアレロパシーでほかの雑草が生えにくくなるでしょう。

毎日田んぼに行って、お米の成長を見守るのは、何とも言えない幸せを感じる特別な時間です。もうすぐ3歳の娘も、時々田んぼが気になって、出かけるときに「お米が大きくなったかどうか、私たちの田んぼを見て行こう」と言い出します。みんなでお米の収穫を、楽しみに待っています。

そして短かった梅雨の間は、梅仕事に勤しんでいました。

無農薬、無化学肥料で育った梅の木から梅を収穫し、天然塩18%で漬け込みます。

雨の中びしょ濡れになりながら、夢中で梅をもぎました。これが結構好きで、あめに打たれながら1時間でも2時間でも平気で取り続けられてしまいます。

収穫した梅は少し置いて追熟し、色づき始めたところで仕込みます。

雨土人の梅干しは、青梅から完熟に向かう途中のタイミングで仕込んでいます。程よくクエン酸が生成されて、薬効がありながらも、しっかり食べ応えのあるきれいな梅干しができます。

仕込みはいろんな人とおしゃべりしながらするのが楽しいです。

ママ友で集まって、子供同士で遊んでいるのを見守りつつ、せっせとヘタを取る手を動かしました。

ヘタを取ったら水を切って、梅と塩を交互に樽の中に入れていき、重石をして仕込み完了です。

身体を動かす仕事を始めてから、生活の中に梅干しは欠かせないものになりました。

毎日身体と向き合っていると、調子がいい日もあれば、なんだか重たくて鈍い時もあります。そんな時に手作りの梅干しを一粒食べると、不思議とたちどころに元気が湧いてきて、バリバリ動くことができるようになります。

梅の薬効を自分の身体をもって感じると、日本人にとって本当に必要なものなのだろうな、と信じるようになり、たくさんの人に届けたいと思って、毎年たくさんの梅干しを仕込んで販売させていただいています。

雨で畑仕事がはかどらない時期の、大切な手仕事の一つです。

雨の合間には、大豆のをまいたり、

草刈りをしたり、成長するトマトの誘引作業をしたり、

タマネギ麹を作ったり、ラッキョウを収穫して塩漬けにしたり、色々な仕事をこなしていきます。

この後は麦刈りが待っています。

 

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