あまぐも通信 2024年6月第3週 vol.3 

あまぐも通信 2024年6月第3週 vol.3 

夏至が近づいて、日がだいぶ長くなりました。この時期は日の出の時間がもっとも気持ちがよく、4時半ごろにパッと目覚めるとすぐに畑に出かけたくなります。日中は30℃以上、夜は15℃くらいまで気温が下がるので、早朝に朝露がたくさんできています。畑に生える草の中を歩くとしっとりとして、地下足袋を履いた足がびしょ濡れになるほどです。夏に向けた準備作業は一通り終わりましたが、息をつく間もなく草とりや、どんどん成長する野菜のお世話を黙々とこなしていきます。夏の収穫を楽しみに、野菜たちの様子をよーく観察しながら、お手入れをしています。

 

さて、初夏の野菜たちはいよいよピークを迎えてきました。ノリにノッている、自慢の野菜たちのお味をご堪能ください!

今週の野菜セット

以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。

スナップエンドウ

甘くて味の濃いさやえんどうです。筋をとってからさっと色よく茹でれば、そのままでも甘みを感じるほど。ソースにディップ、サラダやお浸しでどうぞ。炒め物や天ぷらも美味です!

 

 

新玉ねぎ

新玉ねぎの今の時期は、小さめの玉でもしっかりおいしく楽しめます!皮を剥いたら丸ごと調理して、ジュワッとジューシーな食感をお楽しみください。煮物、ソテー、ローストにして。

 

ケール

キャベツの先祖と言われ、青汁の原料にもなるケールは、ビタミンやミネラルがとても豊富なスーパーフード。キャベツと同様刻んでサラダ、炒め物、煮物など幅広くお使いいただけます。キャベツとは一味違う食感をお楽しみください。

 

みさきキャベツ

たけのこ型のとんがりキャベツ。春のキャベツはすこしふんわりとして柔らかく、甘みがあります。油で炒めたり蒸したりして火を通せば、甘みが引き立ち大変美味。脇役の千切りキャベツもメインと肩を並べる美味しさです。

コールラビ

コール(キャベツ)とラビ(かぶ)の合いの子と言われる、珍しい野菜。皮は固いので厚めに剥けば、中は柔らかくジューシー。キャベツの香りとかぶの食感を味わえます。

 

ズッキーニ

深緑色の光沢が美しい、ブラックビューティ―という品種です。3年ほど自家採種を続けています。輪切りにしてソテー、薄切りにしてサラダ、塩もみするだけでも逸品に。すりおろしてパンケーキの生地にまぜて。

 

 

 

大根

いよいよ収穫時期を迎えた大根。春の大根は瑞々しくてシャキシャキとした食感が最高。大根サラダや季節の魚のお供の大根おろしやツマに。剥いた皮は細切りにしてキンピラ、薄い短冊切りにしてわさび醤油に浸してもピリリとした辛みが美味です。

リーフレタス

柔らかくシャキシャキとして、目の覚めるようなライトグリーンがお料理を彩ります。 焼肉を巻いたり、酢豚風の味付けの揚げ物を巻くのも、この時期食が進みますね。油との相性もいいので、春まきやチャーハン、中華風スープに入れても美味です。

 

 

スティックブロッコリー

伸びてきた花芽を次々に収穫することができる、便利なブロッコリーです。細長い茎は柔らかく、コリコリとした食感を楽しめます。スティック状なので、そのまま軽く塩で蒸して、マヨやソースにディップ。お料理の付け合わせにも。

ニラ

自然栽培のニラは薫り高く、しっかりとした食感。存在感があります。炒め物の香りづけに。刻んで醤油に漬けると保存が効き、ごはんのお供など何かと便利なニラ醤油になります。

 

 

春菊

生で食べても苦みが少ない!とご好評いただいている春菊は、適当にちぎってシンプルなドレッシングをさっとかけるだけで、豊かな香りを楽しめる逸品に。白和えやみそ汁も格別です。

おかのり

「陸海苔」と書いておかのり。その名の通り、ほのかに海苔の香りがする野菜です。生のまま刻むとねばねばして、トロトロ食感を楽しめます。天ぷらもおススメです♪

 

 おまけ:スイートピー 可愛らしい容姿と甘い香りが魅力的なお花。エンドウのようにツルが伸びて、順番に花が咲いていくため、長く楽しめる植物です。花びらをお風呂に入れて楽しめます♪

 

畑のようす

先週の一大イベントは、お田植でした!馬と共に代掻きをした田んぼに入り、子供から大人まで泥だらけになりながら、畑で育てた苗を一本づつ、手作業で植えていきました。

腰には自作の竹かごをつけて、苗を入れて持ち運びました。

前日の夜は雨が降ったこともあり、涼しい風が絶えず吹く、素晴らしい天候の中で、心穏やかに田植えができたことに感謝しています。品種はササシグレ、古代米、そしてジャスミンライスの三種類。田植えをしたみんなで、新米を一緒に味わう予定です。これから3日に一回ほどの頻度で雨の合間をみながら草とりに入ります。ちょうど梅雨に入りそうでなかなか畑に入れなくなるタイミングで、田んぼ仕事ができるようになっています。昔の人は賢いなと感心します。

畑の方は、雨が少なかった影響で、湿気を嫌うズッキーニとトマトがぐんぐん育っています。逆に水が必要なピーマンは成長が遅め。草を生やす栽培方法をとっているので土の保水性があり、畑がカラカラの砂漠になることはありませんが、これだけ極端に雨が降らないと、野菜の成長の差もはっきりと見えてきます。

 

 

お知らせに戻る