あまぐも通信 2024年6月第1週 vol.1

あまぐも通信 2024年6月第1週 vol.1

 目には青葉、山ほととぎす、初鰹。

みなさん、お久しぶりです!長い準備期間を経て、ついにこの時を迎えられたことを、とても嬉しく思っています。新しい拠点、新しい暮らしとなりつつも、いつも通り季節の巡りの中で仕事ができることが、最大の喜びです。これからもみなさんと一緒に、豊かな食の未来を作り上げていけたらと思っています。

雨土人の畑は白州と隣の武川町の2か所にあり、どちらも甲斐駒ヶ岳の銘水の水系。3000m級の霊山であるこの甲斐駒ヶ岳の伏流水に育まれた豊かな土壌で野菜が育ちます。最近はラディッシュやこかぶ、エンドウやズッキーニが穫れ始めましたが、どれも味が濃く、塩もみだけ、焼くだけ、茹でて醤油だけ、のようにシンプルに野菜の味を楽しんでいます。1歳8か月の娘に至っては、生のままのエンドウの鞘を割って中の小さな豆だけを永遠に食べ続けるのにハマり中^^;ある意味一番の贅沢かもしれません。。

 さて!今週は初夏の野菜が盛りだくさんとなりました。今年の春も気候が安定せず、3月は寒く、4月は猛暑というお天気に苦労させられましたが、何とか皆さんにお届けできる野菜たちを揃えることができました。お楽しみください♪

今週の野菜セット

以下の野菜いずれか8~9種類が入ります。

今年の春先は季節外れの低温と高温に見舞われ、野菜の成長も順調とはいきませんでした。すべてのお客様にお送りできない野菜もありますので、ご了承ください

スナップエンドウ

甘くて味の濃いさやえんどうです。筋をとってからさっと色よく茹でて、サラダやお浸しで。炒め物や天ぷらも美味です!

新玉ねぎ

今年は何故かすべての株がとう立ち(花芽がつくこと)してしまいました。そのため芯の部分が固くなってしまっています。真ん中の固い部分は取り除いてください。芯以外は柔らかく瑞々しいので、サラダが最高。シンプルに塩とお酢に漬けるととっても美味なうえ、保存が効きます。

 

ケール

キャベツの先祖と言われ、青汁の原料にもなるケールは、ビタミンやミネラルがとても豊富なスーパーフード。キャベツと同様刻んでサラダ、炒め物、煮物など幅広くお使いいただけます。キャベツとは一味違う食感をお楽しみください。

わさび菜

その名の通り、ワサビのようなピリッとした辛みと、生でも柔らかな食感がおいしい葉野菜です。茹でる場合は80℃の低温で1分だけさっと茹でて水に放って冷ませば、辛みと香りが引き立ち、醤油をかけるだけでおいしいお浸しの出来上がりです♪

     

    水菜

    細い茎のシャキシャキ食感が特徴の京野菜。繊維が固めなので塩もみして少ししんなりさせてサラダに。汁の具や、煮物などに色と食感のアクセントを添えられます。

    小松菜

    葉が大きく柔らかい定番葉野菜小松菜はミネラルが豊富です。サッと色よく茹でてから、お浸しやみそ汁の具に。根部と唐辛子と共に浅漬けも、意外とおいしいですよ♪

     

    チンゲンサイ

    日本では代表的な中国野菜。火が通りやすく、さっと炒めるだけで柔らかくシャキシャキとした食感を楽しむことができます。

    レッドマスタード

    赤紫の葉の色が美しい、珍しい葉野菜です。ピリッと辛く、生でサラダのアクセントに。茹でると色が抜けますが、小松菜やわさび菜のように利用できます。

     

    こかぶ

    甘くて瑞々しいこかぶ♪実の部分も葉の部分も大変美味です。薄くスライスして塩もみすると柔らかく、少し厚めに切ってフライパンでじっくり焼くと、ジュワッとジューシー。葉は塩もみするだけでも美味しくいただけます。

    ズッキーニ

    穫れ始めのズッキーニは小さめですが、味が濃く、お料理に少し加えるだけでジューシーな食感と香りが楽しめます。生でも柔らかくておいしく、じっくり火を通すと大変美味。

     

    大根の引き菜

    成長途中の大根は、少しづつ間引きをして楽しみながら育てています。最後の間引きは大根が少し太り始めた今。まだ葉も柔らかいので、塩もみしたり、刻んでごま油で炒めてふりかけのようにしても◎。

    サニーレタス

    柔らかな食感と美しい色が特徴のレタスです。サラダに最適。火を通すのも個人的には好きで、中華風の炒め物やスープ、チャーハンの仕上げに入れて炒めると油が絡んでおいしいのです。

     

    ラディッシュ

    いろいろな色が楽しめるカラフルラディッシュです。辛みがあるので生で食べるときはできるだけ薄くスライスして。大根の仲間なので、コロコロ丸いまま煮物にしたり、蒸したり、ローストしたりと楽しめます♪

    ニラ

    自然栽培のニラは薫り高く、しっかりとした食感。存在感があります。炒め物の香りづけに。刻んで醤油に漬けると保存が効き、ごはんのお供など何かと便利なニラ醤油になります。

     

    春菊

    薫り高い春菊はぴたら時代から変わらず、生で食べても苦みが少なくおいしいと評判です。サラダにしたり、鍋物や煮物にも重宝しますね。

    おかのり

    「陸海苔」と書いておかのり。その名の通り、ほのかに海苔の香りがする野菜です。生のまま刻むとねばねばして、トロトロ食感を楽しめます。天ぷらもおススメです♪

     おまけ:ラベンダー 紫色の美しい色と、リラックス効果のある香り。お風呂に入れて楽しんだり、そのまま壁にかけてドライフラワーに。乾燥後はポプリに入れたり、洋服箪笥に入れれば香りを長く楽しめます。

     

    畑のようす

    5月末雨が続き、梅雨のようなお天気でした。長雨の前に一通りの夏野菜の植え付けを終え、里芋とさつまいもの苗も植えました。雨のおかげでぐんぐん成長しています。雨の前の草取りも重要な作業。土がカラカラに乾いているうちに表面の土を削って、芽を出し始めた雑草を退治します。地道な作業ですが、これをやっておけば雨の間の雑草の心配をしなくてよく、一番草取りが楽なタイミングでもあります。野菜の周りの雑草は刈り、野菜から離れた雑草は生やして、野菜と雑草が共存できるような環境づくりを心がけています。
    ぴたら村の共同田んぼではいよいよ田植えが始まりました。雨が多くて畑仕事がはかどりませんが、この時期に田仕事ができることで、理に適っているなーとつくづく感じます。爽やかな初夏の風が吹く中、トロトロの泥の中に足を沈めると、とても気持ちよく、心も体も癒されるようです。

     

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